Go to main content
Oracle® ZFS Storage Appliance Analytics ガイド、Release OS8.6.x

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 9 月
 
 

プロトコル: NFSv[2-4] バイト数

この統計は、NFS クライアントとアプライアンス間で転送される秒あたりの NFSv[2-4] バイト数を表示します。サポートされる NFS バージョンは、NFSv2、NFSv3、および NFSv4 です。バイト統計は、操作、クライアント、ファイル名、シェア、およびプロジェクトごとに分類できます。

NFSv[2-4] バイト数をチェックするタイミング

秒あたりの NFSv[2-4] バイト数は、NFS 負荷を示すために使用できます。パフォーマンスを向上させる最善の方法は不要な作業を除去することで、これはクライアント内訳とファイル名内訳、およびファイル名の階層ビューを使用すると識別できます。クライアント内訳と、特にファイル名内訳は、ストレージと実行のオーバーヘッドという観点で非常に大きな負荷がかかる可能性があります。そのため、処理量の多い本番アプライアンス上でこれらの内訳を常時有効にしておくことはお勧めしません。

NFSv[2-4] バイト数の内訳

表 39  NFS バイト数の内訳
内訳
説明
操作タイプ
NFS 操作タイプ (read/write/getattr/setattr/lookup/...)
クライアント
NFS クライアントのリモートのホスト名または IP アドレス
ファイル名
NFS 入出力のファイル名で、アプライアンスから認識されキャッシュされている場合に限られます。ファイル名が不明な状況もあります。たとえば、クラスタのフェイルオーバー後に、クライアントが NFS ファイルハンドルによる操作を続行し、ファイル名を識別するためにオープンを実行しない場合などです。これらの状況では、ファイル名は「<unknown>」と報告されます。
アプリケーション ID
入出力を発行するクライアントアプリケーションの ID。この内訳は、OISP 対応 NFSv4 クライアントでのみ使用可能です。
シェア
この NFS I/O のシェア。
プロジェクト
この NFS I/O のプロジェクト。

これらの内訳を組み合わせて強力な統計情報を生成できます。例:

  • 「プロトコル: ファイル名別のクライアント 'phobos.sf.fishpong.com' への秒あたりの NFSv3 バイト数」(特定のクライアントがアクセスしているファイルを表示する)

追加の分析

NFS アクティビティーによって発生するネットワークスループットを測定するには、ネットワーク: デバイスバイト数を参照してください。NFS 読み取りワークロードがキャッシュからどのように返されるかを表示するには キャッシュ: ARC アクセスを、発生するバックエンドディスク I/O については ディスク: I/O 操作を参照してください。