このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされていないか、拡張サポートが提供されています。
現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

11.2 spacecmdを使用したクライアント・システムのOpenSCAP監査の実行

spacecmdはXCCDFスキャンをサポートしますが、OVALスキャンはサポートしていません。 代わりに、Spacewalkリモート・コマンド実行機能を使用して、Spacewalkクライアントでoscap oval evalを実行することができます。 oscapコマンドの使用方法の詳細は、Oracle® Linux 6: セキュリティ・ガイドを参照してください。

システムのXCCDFスキャンをスケジュールするには、scap_schedulexccdfscanコマンドを使用します。

spacecmd {SSM:0}> scap_schedulexccdfscan '/usr/share/xml/scap/ssg/content/ssg-rhel6-xccdf.xml' \
'profile server' svr1.mydom.com

スケジュールされた監査スキャンをリストするには、schedule_listコマンドを使用します。 10.3項、「スケジュール済イベントの処理」を参照してください。

spacecmd {SSM:0}> schedule_list
ID      Date                 C    F    P     Action
--      ----                ---  ---  ---    ------
522     20150625T12:56:01     0    0    1    OpenSCAP xccdf scanning
...

完了したXCCDFスキャンのサマリー結果を表示するには、scap_listxccdfscansコマンドを使用します:

spacecmd {SSM:0}> scap_listxccdfscans svr1.mydom.com

スキャンIDで指定されたXCCDFスキャンの詳細と結果を表示するには、scap_getxccdfscandetailsコマンドとscap_getxccdfscanruleresultsコマンドを使用します。

spacecmd {SSM:0}> scap_getxccdfscandetails scan_ID
spacecmd {SSM:0}> scap_getxccdfscanruleresults scan_ID