このドキュメントで説明されているソフトウェアはサポートされていないか、拡張サポートが提供されています。
現在サポートされているリリースにアップグレードすることをお薦めします。

12.4 既存のクライアント・システムをKspliceオフライン・クライアントとして構成

Kspliceミラーとして動作するローカルULNミラーを設定しておくと、yum更新およびKsplice更新を受け取るように他のシステムを構成できます。

システムをKspliceオフライン・クライアントとして構成する手順:

  1. Oracle Linuxリリースおよびアーキテクチャに対応するKspliceソフトウェア・チャネルにクライアント・システムをサブスクライブします。

  2. システムにKspliceオフライン・クライアント・パッケージ(uptrack-offline)をインストールします。

    クライアント・システム上でyumコマンドを直接実行することができます。次に例を示します:

    yum install uptrack-offline

    または、Spacewalk Webインタフェースまたはspacecmdを使用してパッケージをインストールするか、yumコマンドをリモートで実行します。

  3. カーネルで利用できるKsplice更新をインストールします。

    Oracle Linux 5クライアントの場合は、更新パッケージをインストールします。 次のyumコマンドを使用して更新パッケージをインストールできます:

    # yum install uptrack-updates-`uname -r`.`uname -m`

    Oracle Linux 6またはOracle Linux 7クライアントの場合は、更新パッケージをインストールします。 次のyumコマンドを使用して更新パッケージをインストールできます:

    # yum install uptrack-updates-`uname -r`

    新しいKsplice更新が入手可能になると、それをインストールします。 Spacewalkをスケジュールしてクライアント・システムを更新するか、クライアント自体にanacronスクリプトを設定することができます。 たとえば、Oracle Linux 6またはOracle Linux 7クライアントで次のスクリプトを使用できます:

    #!/bin/sh
    yum install uptrack-updates-`uname -r`

    このスクリプトは実行可能であり、rootが所有している必要があります。 スクリプトをクライアント上の/etc/cron.dailyに配置すると、毎日1回実行されます。