ゾーン処理

製品で提供されるほとんどのゾーン・タイプでは、1つ以上のゾーン処理をゾーン・ヘッダーに表示されるように定義できます。処理はハイパーリンク、アイコンまたはボタンとして表示できます。処理をHTML文字列として提供することもできます。

注意: ゾーン・タイプには、IMPLEMENTOR_ACTION_n (Action n)パラメータを使用してゾーン・タイプ・レベルで定義された処理用のパラメータも含まれています。これらが製品ゾーン・タイプによって使用されることはほとんどありません。ここで定義した処理は、ゾーン・タイプに定義された処理を上書きします(存在する場合)。次の詳細は、ゾーン・タイプ・レベルの処理にも適用されます。

ゾーン処理は、次のニーモニックを使用して定義されます。

ニーモニック

摘要

有効値

コメント

type=

このニーモニックは、ゾーン・ヘッダーの処理の外観を定義します。

LINK

処理がテキスト・ハイパーリンクとして表示されることを示します。

ICON

処理がグラフィック・アイコンとして表示されることを示します。

BUTTON

処理がHTMLボタンとして表示されることを示します。

ASIS

処理に使用するHTMLがパラメータによって提供されることを示します。

action=

このニーモニックは、リンク/アイコン/ボタンがクリックされたときに実行する処理を定義します。type=ASISの場合は無視されます。

NAVIGATION

処理がページへのナビゲーションであることを示します。

SCRIPT

処理がビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトの実行であることを示します。

navopt=

action=NAVIGATIONの場合に使用するナビゲーション・オプションを定義します。

'NAV_OPT_CD'

有効なナビゲーション・オプションへの参照を一重引用符で囲んで入力します。

bpa=

action=SCRIPTの場合に実行するスクリプトを定義します。

'SCRIPT_CD'

有効なビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトへの参照を一重引用符で囲んで入力します。

icon=

type=ICONの場合に使用するアイコンを示します。

DISP_ICON_CD

有効な表示アイコンへの参照を入力します。

'path'

アイコンへの明示的なパスを入力します(例: 'images/gotoZone.gif')。

asis=

type=ASISの場合は必須です。ヘッダーに挿入するHTMLを正確に定義する機能を提供します。oraのcssクラスとJavaScript機能の使用も含め、有効なすべてのHTMLを使用できます。

['HTML']

label=

デフォルトでは、ラベルまたはツールチップは、ナビゲーション・オプションまたはビジネス・プロセス・アシスタントのスクリプト摘要から取得されます。このニーモニックを使用して、そのラベルを上書きします。

FIELD_NAME

ラベルを使用する対象の有効なフィールド名を入力します。これは常に、複数の言語が必要な場合に使用されるオプションです。

'text'

テキストを一重引用符で囲んで直接入力します。

context=[target1=source1 target2=source2]

これは、ページへのナビゲート時またはビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプトの実行時にコンテキスト・データを渡すために使用します。このニーモニックでは、複数の値を渡すことがサポートされています。

それぞれの場合で、ターゲット・コンテキスト・フィールドまたはビジネス・プロセス・アシスタント・スクリプト変数を最初に定義し、次に等号、次にソース・データ(次の列で定義する有効な値のいずれかを使用して定義)を定義します。

1つ以上の値を定義できます。各コンテキスト値は、スペースで区切って定義します。コンテキスト値のセット全体を大カッコで囲む必要があります。

FIELD_NAME

ポータル・コンテキスト、グローバル・コンテキストまたはページ・データ・モデルにあるこの名称のフィールドから値を取得することを示します。ソースを定義するためにニーモニックsourceLocを使用します。

xpath

このゾーンに表示されるスキーマ・フィールド(Xpathで表される)から値を取得することを示します。これは、ゾーンがUIマップを表示している場合に有効です。

'constant'

一重引用符で囲んで定義した値を渡すことを示します。

sourceLoc=

このニーモニックは、contextニーモニックのFIELD_NAMEの値のソースを定義します。

- このニーモニックを空白のままにした場合、デフォルトの動作は次のようになります。

- ポータル・コンテキストがチェックされます。

- ポータル・コンテキスト値が見つからない場合は、グローバル・コンテキストがチェックされます。

- いずれの値も使用可能でない場合は、フィールドが無視されます。

G

フィールドの値はグローバル・コンテキストから取得されることを示します。

P

フィールドの値はポータル・コンテキストから取得されることを示します。

D

フィールドの値はページ・データ・モデルから取得されることを示します。

class=

このニーモニックを使用し、異なるCSSスタイルを使用してリンク/アイコン/ボタンのルック・アンド・フィールを上書きします。

'className1' 'className2'

1つ以上のクラスを一重引用符で囲んで入力します。複数のクラス名を指定できます。

style=

このニーモニックを使用し、指定したCSSスタイルを使用して処理要素のルック・アンド・フィールを上書きします。

標準のstyle=書式。

使用可能なすべてのCSSスタイル定義を使用できます。

例:

  • type=BUTTON action=SCRIPT bpa='F1-SET-USER' context=[USER_ID=USER_ID] label=UPDATE_LBL

  • type=LINK action=NAVIGATION navopt='gotoUser' context=[USER_ID=path(schema/userdId)]

  • type=ASIS asis=['<A class="oraLink" href="www.google.com">Search</a>']

注意: ゾーン・タイプに処理が定義されており、そのゾーン・タイプ処理を単に削除する場合は、type=ASIS asis=[]という構成でゾーン処理を設定できます。