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Sun Server X4-4 サービスマニュアル
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Document Information

このドキュメントの使用法

Sun Server X4-4 サービスマニュアルの概要

Sun Server X4-4 の概要

トラブルシューティングと診断

サーバーの保守

サーバーの保守の準備をする

CRU コンポーネントの保守

ストレージドライブの保守 (CRU)

ストレージドライブフィラーパネル (CRU) を取り外す

ストレージドライブ (CRU) を取り外す

ストレージドライブ (CRU) を取り付ける

ストレージドライブフィラーパネル (CRU) を取り付ける

ストレージドライブのリファレンス

取り外し可能インジケータ

保守要求インジケータ

OK/動作状態インジケータ

ファンモジュール (CRU) の保守

ファンモジュールを取り外す

ファンモジュールを取り付ける

ファンモジュールのリファレンス

ファンモジュールインジケータ

電源 OK インジケータ

保守要求インジケータ

電源装置 (CRU) の保守

電源装置を取り外す

電源装置を取り付ける

電源装置のリファレンス

電源装置インジケータ

保守要求インジケータ

DC OK インジケータ

AC OK インジケータ

メモリーライザーおよび DIMM (CRU) の保守

メモリーライザーカードおよび DIMM の取り外しと取り付け

障害のある DIMM を交換する

障害のあるメモリーライザーカードを交換する

メモリーライザーカードを取り外す

障害のある DIMM を特定する

DIMM を取り外す

DIMM を取り付ける

メモリーライザーカードを取り付ける

メモリーライザーカードおよび DIMM のリファレンス

メモリーライザーカードのコンポーネント

メモリーライザーカードの物理的配置

メモリーライザーカード配置規則

サポートされている DIMM と DIMM 配置規則

マルチ DIMM の障害状態のトラブルシューティング

マルチ DIMM の障害状態をトラブルシューティングする方法

PCIe カードおよび PCIe カードフィラーパネルの保守

PCIe スロットのフィラーパネルを取り外す

PCIe カードを取り外す

PCIe カードを取り付ける

PCIe カードフィラーパネルを取り付ける

HBA のリファレンス

ケーブルの接続と配線

PCIe スロットのリファレンス

PCIe スロットの長さと機能

PCIe カードスロットの装着順序

ブートデバイスとして使用できる PCIe カード

DVD ドライブ (CRU) の保守

DVD ドライブまたは DVD ドライブフィラーパネルを取り外す

DVD ドライブまたは DVD ドライブフィラーパネルを取り付ける

システムバッテリ (CRU) の交換

FRU コンポーネントの保守

サーバーの再稼働

ブート時のサーバーの保守

サーバーの仕様

索引

マルチ DIMM の障害状態のトラブルシューティング

マルチ DIMM の障害状態は、単一の DIMM 障害により、メモリーライザーカードの同じチャネル (または 2 つ目のチャネル) のその他の DIMM が、使用不可になるか、障害が発生したかのように見える場合です。

DIMM 障害が発生した場合は、Oracle ILOM システムイベントログ (SEL) を調べてください。

単一の DIMM 障害が最初に発生したあとで別の DIMM に障害が発生した場合、かつ、DIMM 障害が同じメモリーライザーカード上の場合は、サーバーがマルチ DIMM 障害状態である可能性があります。

たとえば、システムエラーログに次のように表示される場合があります。

135 Sun May 21 00:53:57 2000 DIMM Service Required Memory P0/MR0/D9 (CPU
Memory Riser 0 DIMM 9)
  A failure has occurred during Memory Reference Code (MRC) DIMM module
training. (Probability:100, UUID:2a182715-983f-c4fb-e94f-b5a5b50d3650, Part
Number:001-0003-01,HMT42GR7AFR4A-PB, Serial Number:00AD011321345849FF,
Reference Document:http://support.oracle.com/msg/SPX86A-8004-67)
 
126 Sun May 21 00:53:56 2000 DIMM Service Required Memory P0/MR0/D6 (CPU
Memory Riser 0 DIMM 6)
  A failure has occurred during Memory Reference Code (MRC) DIMM module
training. (Probability:33, UUID:9014a82c-7bf9-ee96-b61b-9c7ccedc9aed, Part
Number:001-0003-01,HMT42GR7AFR4A-PB, Serial Number:00AD01132129B11E9E,
Reference Document:http://support.oracle.com/msg/SPX86A-8004-67)

このシナリオでは、D6 の DIMM が 00:53:56 に障害が発生したことが示され、その障害のあと、D9 の DIMM の報告された障害 (00:53:57 に発生) が続いています。どちらの DIMM も同じメモリーライザーカード (P0/MR0) にあります。それぞれの DIMM は別のチャネル上にありますが、両方とも同じメモリーバッファー ASIC にリンクされています。さらに、両方のチャネルのすべての DIMM がシステムによって使用不可にされている可能性があります。このシナリオはマルチ DIMM の障害状態の一例と考えられます。

マルチ DIMM の障害状態をトラブルシューティングする方法

この問題をトラブルシューティングするには、最初の障害を記録した DIMM のみを交換し、サーバーを再稼働して、マルチ DIMM の障害状態が残っているかどうかを確認します。マルチ DIMM の障害状態が発生した場合は、最初に障害が発生した DIMM のみを交換することで、最初の DIMM とそのあとの DIMM の障害状態が修正される場合があります。障害が残っている場合は、DIMM またはメモリーライザーカードの問題である可能性があります。