次の手順では、アクティブ - アクティブ IPMP グループを手動で構成する方法について説明します。この手順の手順 1 から 4 では、リンクベースのアクティブ - アクティブ IPMP グループを構成する方法について説明します。手順 5 では、リンクベースの構成をプローブベースにする方法について説明します。
始める前に
想定 IPMP グループに含める予定の IP インタフェースが、システムのネットワークデータリンク上で正しく構成されていることを確認します。手順については、Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 のIPv4 インタフェースを構成する方法を参照してください。IPMP インタフェースは、ベースとなる IP インタフェースがまだ存在していなくても作成できます。ただし、この IPMP インタフェースでのその後の構成は失敗します。
さらに、SPARC ベースのシステムを使用する場合は、インタフェースごとに一意の MAC アドレスを構成します。Oracle Solaris 11.2 でのネットワークコンポーネントの構成と管理 の各インタフェースの MAC アドレスが一意であることを確認する方法を参照してください。
# ipadm create-ipmp ipmp-interface
ここで、ipmp-interface は IPMP インタフェースの名前を指定します。IPMP インタフェースには、意味のある任意の名前を割り当てることができます。IP インタフェースと同様に、名前は ipmp0 のように文字列と数字から構成されます。
# ipadm add-ipmp -i under-interface1 [-i underinterface2 ...] ipmp-interface
ここで、under-interface は、IPMP グループのベースとなるインタフェースを表します。IP インタフェースは、システムで使用可能な数だけ追加できます。
# ipadm create-addr -a address ipmp-interface
ここで、address は CIDR 表記にすることができます。
# ipadm create-addr -a address under-interface
ここで、address は CIDR 表記にすることができます。IPMP グループのすべての検査用 IP アドレスは、1 つの IP サブネットに属していなければならず、したがって同じネットワーク接頭辞を使用する必要があります。