Oracle® Solaris 11.2 での監査の管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

ほかのオペレーティングシステムからのログインが監査されていない

Oracle Solaris OS は、ソースには関係なく、すべてのログインを監査できます。ログインが監査されていない場合は、ユーザーに起因するイベントとユーザーに起因しないイベントの両方に lo クラスが設定されていない可能性があります。このクラスでは、ログイン、ログアウト、および画面ロックが監査されます。これらのクラスは、デフォルトで監査されます。


注 -  ssh ログインを監査するには、システムで Oracle Solaris から ssh デーモンが実行されている必要があります。このデーモンは、Oracle Solaris システム上の監査サービスに合わせて変更されています。詳細は、Oracle Solaris 11.2 での Secure Shell アクセスの管理 のSecure Shell と OpenSSH プロジェクトを参照してください。
使用例 6-1  ログインが監査されていることの確認

この例では、最初の 2 つのコマンドの出力は、ユーザーに起因するイベントとユーザーに起因しないイベントに lo クラスが設定されていないことを示しています。最後の 2 つのコマンドは、ログインイベントの監査が有効になるように lo クラスを設定します。

# auditconfig -getflags
active user default audit flags = as,st(0x20800,0x20800)
configured user default audit flags = as,st(0x20800,0x20800)

# auditconfig -getnaflags
active non-attributable audit flags = na(0x400,0x400)
configured non-attributable audit flags = na(0x400,0x400)

# auditconfig -setflags lo,as,st
user default audit flags = as,lo,st(0x21800,0x21800)

# auditconfig -setnaflags lo,na
non-attributable audit flags = lo,na(0x1400,0x1400)