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Oracle® Fabric OS 1.0.2 コマンドリファレンス

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更新: 2016 年 11 月
 
 

system

system コマンドは、システム保守、バックアップ、ログアウト、およびシャットダウンを実行するシステムコマンドを提供します。

構文

system access-core-files
system broadcast message
system cancel {restart|shutdown}
system clear {config|garbage|logs}
system export filename
system import filename
system install ssh-key key
system logout session message
system restart-ofos [–noconfirm]
system restart-ilom [–noconfirm]
system shutdown message [–delay=sec] [–force] [–noconfirm] [–now]
system verify

ここでは:

  • filename は、バックアップまたは復元するファイルの名前です。

  • key は、インストールする SSH 鍵です。

  • message はテキストメッセージです。

  • session はログアウトされるユーザーのセッション ID です。

このコマンドにはサブコマンドがあります。この表では、サブコマンドについて説明し、それらの構文を示します。

サブコマンド
説明
access-core-files
システムのコアファイルを読み取り可能として設定します。
broadcast
ログインされているすべての CLI ユーザーにメッセージを送信します。
cancel
これらの保留中の操作のいずれかを取り消します。
  • restart

  • shutdown

clear
オプション。次のアクションのいずれかを実行します。
  • config - 構成を完全に消去して再度開始することにより、クリアします。このコマンドは、ファブリックの構成データベースのすべての値を、工場出荷時のデフォルトにリセットします。system clear config コマンドを使用すると、構成がクリアされる前に確認を求められます。プロンプトが表示されたら、confirm と入力して構成をクリアします。confirm 以外で応答すると、system clear config コマンドが中止されます。

  • garbage - 失敗したイメージのインストールなど、失敗したプロセスを削除します。

  • logs - 既存のエラーおよび警告ログを削除します。

export
シャーシのアップグレードを通じてソフトウェアをアップグレードする前に、システム構成を XML ファイルにエクスポートします。system export コマンドは、I/O モジュールの構成をバックアップするためにも使用されます。モジュールの詳細は、Oracle Fabric OS 1.0.2 管理ガイド の モジュールの管理を参照してください。
import
構成ファイルをシステムにロードします。
構成をインポートすると、システムは古い構成を新しいものに移行します。ファイルは XML 形式でインポートされます。シャーシソフトウェアのアップグレード中に実行中の構成が失われた場合は、古い構成をインポートできます。
install ssh-key
システムに SSH ソフトウェアをインストールします。
logout
ユーザーを強制的にログアウトさせます (管理者のみ)。
restart-ilom
ハードウェア上で Oracle ILOM を再起動します。詳細は、Oracle EDR InfiniBand Switch および仮想 I/O システム管理ガイド の スイッチの制御 (Oracle ILOM CLI)を参照してください。
restart-ofos
ハードウェア上で Oracle Fabric OS と基本 OS を再起動します。詳細は、Oracle EDR InfiniBand Switch および仮想 I/O システム管理ガイド の スイッチの制御 (Oracle ILOM Web)を参照してください。
shutdown
すべてのプロセスを停止し、シャーシ内のすべてのコンポーネントへの電源を遮断します。すべての電源が非アクティブ化されます。
verify
インストールの整合性を検証します。

オプション

オプション
説明
–delay
シャットダウンが開始するまでの秒数を定義します。
–force
すぐにシャットダウンを実行し、確認を求めます。
–noconfirm
確認プロンプトをオフに切り替えます。確認を求めずにシャットダウンが完了します。この引数を使用すると、すべてのプロンプトに対して自動的に yes が応答されます。
–now
すぐにシャットダウンを実行します。

例: すべての構成のクリア

この例は、システムからすべての構成情報をクリアして再起動する方法を示します。OpenSM を実行している場合は、IB サブネットマネージャーを無効にしてから system clear config コマンドを実行します。IB サブネットマネージャーをシャットダウンしたあと、そのステータスはスタンバイモードに変更されます。

[OFOS] set ib sm down
Disabling IB Subnet Manager will disrupt traffic on the network.  Are you sure (y/n)?
[OFOS] system clear config
This is a destructive operation. Your configuration will be cleared and the system will be restarted.
Please type 'confirm' to clear the configuration and restart the system.
[OFOS] confirm

例: システム構成の保存と復元

この例は、保存した構成をエクスポートしてシステムを復元する方法を示します。

[OFOS] system export myconfig.xml 
[OFOS] system import myconfig.xml 

DISK STATUS
Partition             Size  Available       Used %used
Base OS           253.967M    77.037M   163.816M  64%  |#############--------|
Oracle Fabric OS    1.192G   330.699M   827.602M  67%  |##############-------|
System logs         9.169G     8.531G   175.754M   1%  |---------------------|
Database            8.249G     7.646G   188.738M   2%  |---------------------|
Temporary data      6.040G     5.701G    32.062M   0%  |---------------------|
User data           2.752G     2.522G    92.645M   3%  |---------------------|
Volatile data     184.901M   175.334M     0.021M   0%  |---------------------|
Config data        44.292M    41.952M     0.053M   0%  |---------------------|