インストールプロセスは、ZFS ルートプール内の ZFS ボリューム上にスワップ領域とダンプデバイスを自動的に作成します。
ダンプデバイスは、クラッシュダンプが保存されるディレクトリの領域が不足している場合や、dumpadm –n コマンド構文を実行した場合に使用されます。–n は、システムのリブート後に savecore を自動的に実行しないようにダンプ構成を変更します。
特定のシステムでは、現在の Oracle Solaris リリースにある遅延ダンプ機能を利用しています。この機能を使用すると、システムダンプがシステムのリブート後もメモリー内に保持されるため、システムのリブート後にクラッシュダンプを分析できます。詳細は、Oracle Solaris 12 でのデバイスの管理 の About Devices and the Oracle Hardware Management Packを参照してください。
スワップおよびダンプボリュームを管理する場合は、次のガイドラインに注意してください。
Solaris のインストール中に、ルートプール内にダンプデバイスが自動的に作成されます。これはダンプデバイスおよびスワップデバイスに推奨される場所です。ダンプデバイスに対してルートプールが小さすぎる場合、非ルートプールに移動できます。非ルートプールは単一ディスクプール、ミラー化されたプール、またはストライプ化されたプールのいずれかとして作成する必要があります。ダンプデバイスは RAIDZ プール上ではサポートされません。
スワップ領域とダンプデバイスに個別の ZFS ボリュームを使用する必要があります。
スパースボリュームはスワップボリュームではサポートされません。
現時点では、ZFS ファイルシステムでスワップファイルを使用することはできません。