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Oracle® Solaris 11.4 での ZFS ファイルシステムの管理

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更新: 2018 年 9 月
 
 

タイムスライダの詳細オプションの使用

タイムスライダは、接続されているすべての ZFS ファイルシステムのスナップショットを一定間隔で作成します。これらのスナップショットは、15 分ごと、1 時間ごと、毎日、毎週作成されます。

その後、自動スナップショットは次のように削除されます。

  • frequent スナップショットは、1 時間後に削除されます

  • hourlyスナップショットは、1 日後に削除されます

  • dailyスナップショットは、1 週後に削除されます

  • weeklyスナップショットは、1 か月後に削除されます

  • ファイルシステムの使用率が 80% を超えると古いスナップショットが削除されます

タイムスライダを有効にすると、次の図に示すような一連の詳細オプションが提供されるため、スナップショットプロセスをカスタマイズできます。

image:タイムスライダウィンドウ
  • スナップショットを保管するために別の宛先ドライブを指定するには、「バックアップを外部ドライブにレプリケート」を選択します。

  • すべてのファイルにスナップショットを作成するデフォルト設定を使用する代わりにスナップショットがあるファイルを選択するには、「カスタム」を選択します。

  • 超過した場合に古いスナップショットの削除をトリガーするストレージ消費容量のしきい値を設定するには、パーセントの数字を変更します。

  • 削除するスナップショットを選択できる既存のスナップショットの一覧を表示するには、「スナップショットの削除」をクリックします。


注 -  スナップショットの復元は、デスクトップではサポートされなくなりました。スナップショットの復元や、その他のスナップショット管理タスクを行うには、コマンド行を使用する必要があります。Oracle Solaris ZFS のスナップショットとクローンの操作を参照してください。