このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
default
ファイルは、BIOSベースのPXEクライアント用のデフォルトのブート・ローダー構成ファイルであり、次の例のようなpxelinux構成設定を使用します。
prompt 0 default ol6u6 timeout 0 label ol6u6 kernel vmlinuz-OL6u6 append initrd=initrd-OL6u6.img ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol6u6_cfg.ks
boot:
プロンプトが表示されるようにするには、prompt
の値を1に変更します。 このプロンプトを表示するには、コンソールで[Shift]
または[Alt]
を押します。
default
ディレクティブは、デフォルトのブート・エントリをそのlabel
値(ol6u6
)によって識別します。
pxelinuxは、timeout
/10秒後に、デフォルトのブート・エントリを使用してクライアントをブートします。
kernel
ディレクティブはカーネル実行ファイルの名前を定義し、append
ディレクティブは、カーネルをロードするときに追加する必要があるパラメータ(RAMディスク・イメージの名前やキックスタート・ファイルのロケーションなど)を定義します。
次のような構成ファイルを使用すると、インストールの選択をサポートできます。
prompt 0 default ol6u6 timeout 50 label ol6u6 kernel vmlinuz-OL6u6 append initrd=initrd-OL6u6.img ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol6u6_cfg.ks label ol7u1 kernel vmlinuz-OL7u1 append initrd=initrd-OL7u1.img ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol7u1_cfg.ks
efidefault
ファイルは、UEFIベースのPXEクライアント用のデフォルトのブート・ローダー構成ファイルであり、次の例のようなGRUB構成設定を使用します。
default=0 hiddenmenu splashimage=(nd)/splash.xpm.gz timeout=0 title Oracle Linux 6 Update 6 Installation root (nd) kernel /vmlinuz-OL6u6 ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol6u6_cfg.ks initrd /initrd-OL6u6.img
timeout=0
およびhiddenmenu
ディレクティブを使用すると、デフォルト・カーネルが即時にブートされ、メニューを表示したりブート・エントリの構成を変更するためのキーを押すことはできません。 デフォルト・カーネルは、最初のエントリ(0
)として定義されています(このファイルではこれが唯一のエントリです)。
splashimage
は、Esc
を押さないかぎりスプラッシュ画面でブート・メッセージが表示されないことを指定します。 この例では、スプラッシュ画面ファイルが(nd)
(ネットワーク・デバイス)で使用可能なファイルとして表示されます。 root
ディレクティブは、(nd)
でカーネルと初期RAMディスク・イメージのファイルも使用可能であることを定義します。
kernel
ディレクティブはカーネル実行可能ファイルの名前と、カーネルのロード時に追加する必要のあるパラメータ(インストール・パッケージの場所や、これらのパッケージへのアクセス方法など)を定義します。 initrd
ディレクティブは、初期RAMディスク・イメージ・ファイルを指定します。
次のような構成ファイルを使用すると、インストールの選択をサポートできます。
default=0 splashimage=(nd)/splash.xpm.gz timeout=10 title Oracle Linux 6 Update 6 Installation root (nd) kernel /vmlinuz-OL6u6 ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol6u6_cfg.ks initrd /initrd-OL6u6.img title Oracle Linux 7 Update 1 Installation root (nd) kernel /vmlinuz-OL7u1 ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol7u1_cfg.ks initrd /initrd-OL7u1.img
カーネルとRAMディスク・イメージのファイルのパスは、ブート・ローダーが含まれるサブディレクトリ(efi
やpxelinux
など)からの相対パスであるとみなされます。 vmlinuz
およびinitrd.img
ファイルをefi/OL6u6
やpxelinux/OL6u6
などのサブディレクトリに配置した場合、pxelinuxに対応する適切なkernel
およびappend
の行は、次のようになります。
kernel OL6u6/vmlinuz append initrd=OL6u6/initrd.img ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol6u6_cfg.ks
GRUBの場合、適切なkernel
およびinitrd
の行は次のようになります。
kernel /OL6u6/vmlinuz ksdevice=eth0 kssendmac ks=http://10.0.0.11/ksfiles/ol6u6_cfg.ks initrd /OL6u6/initrd.img
異なるタイプのクライアントをサポートするために、次の要素に基づく名前の構成ファイルを作成できます。
クライアントのUUID (例:
a8943708-c6f6-51b9-611e-74e6ac80b93d
)イーサネットのARPハードウェア・タイプを表す
01-
の後にクライアントのMACアドレスを付けて、コロンではなくダッシュを使用して各バイト値を区切った名前(例:01-80-00-27-c6-a1-16
)16進表記で、先頭に0xのないクライアントのIPアドレス(例:
0A0000FD
はIPアドレス10.0.0.253を表す)
これらの構成ファイルは、クライアントがUEFIベースであるかBIOSベースであるかに応じて、efi
かpxelinux/pxelinux.cfg
のどちらかに配置する必要があります。
ブート・ローダーは、一致するファイル名が見つかるまで、次の順序で構成ファイルを検索します。
(例:UUID
a8943708-c6f6-51b9-611e-74e6ac80b93d
)01-
(例:MAC_address
01-80-00-27-c6-a1-16
)IPアドレスの完全32ビット(例:
0A0000FD
)IPアドレスの最上位28ビット(例:
0A0000F
)IPアドレスの最上位24ビット(例:
0A0000
)IPアドレスの最上位20ビット(例:
0A000
)IPアドレスの最上位16ビット(例:
0A00
)IPアドレスの最上位12ビット(例:
0A0
)IPアドレスの最上位8ビット(例:
0A
)IPアドレスの最上位4ビット(例:
0
)default
(BIOS)またはefidefault
(EFI)
必要な構成ファイルの数を減らすために、同じタイプのクライアントをIPアドレスによってグループ化できます。 たとえば、0A0000E
という名前の構成ファイルは、10.0.0.224から10.0.0.239までのIPアドレス範囲を表します。
複数の構成ファイルの内容が同一のままである場合は、lnコマンドを使用してファイルをプライマリ(マスター)コピーにリンクできます。次に例を示します:
#ln master-ol6u6 0A0000FC
#ln master-ol6u6 0A0000FD
#ln master-ol7u1 0A0000FE
GRUBの詳細は、info grubコマンドを入力してGRUBマニュアルにアクセスしてください。
pxelinuxの詳細は、https://www.syslinux.org/wiki/index.php/PXELINUXを参照してください。
自動インストールを実行するためにキックスタートを構成および使用する方法については、第3章、「キックスタートを使ってOracle Linuxをインストール」を参照してください。