このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
%post
セクションは、インストール後にキックスタートが実行する必要のあるアクションを定義します。 このセクションはオプションです。
デフォルトでは、kickstartは、新しくインストールされたシステムのルート・ファイル・システムに基づくchroot
環境で、インストール後のタスクを実行します。 chroot
環境外のファイルにアクセスする必要がある場合は、--nochroot
オプションを%post
に対して指定します。 その後、新しくインストールされたシステム・ルート・ファイル・システムが/mnt/sysimage
にマウントされた状態で、キックスタート・ファイル・システムのファイルにアクセスできます。
たとえば、次の%post
セクションは、キックスタート・ファイル・システムでスクリプト/tmp/post-config
を実行します:
%post --nochroot %include /tmp/post-config %end
インストールされたシステムのネットワーク・インタフェースを、DHCPを使用してその設定を取得するように構成する場合、ドメイン名のかわりにIPアドレスを使用するか一時resolv.conf
ファイルを設定する必要があります。例:
%post wget -q -O- http://192.168.1.100/scripts/resolv.conf > /etc/resolv.conf %include http://instsvr.mydom.com/scripts/post-config . . . %end