このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
この手順では、Oracle Linux 6システムをNFSバージョン4サーバーとして設定することを想定しています。 NFSv4を使用すると、TCPポート2049に単一のルールを構成するのみで済むため、ファイアウォール構成が大幅に簡略化されます。
NFSサーバーを設定するには:
nfs-utils
パッケージをインストールします。#
yum install nfs-utils
Oracle Linuxリリース6メディア・パックDVDイメージ全体をコピーするディレクトリ(
/var/OSimage/OL6.6
など)を作成します。#
mkdir -p /var/OSimage/OL6.6
次のように構成ファイル
/etc/exports
を編集します。DVDイメージをコピーするディレクトリのエントリを追加します。
次の例では、192.168.1サブネット上の任意のNFSクライアントに対してディレクトリ
/var/OSimage/OL6.6
への読取り専用アクセスを許可しています。/var/OSimage/OL6.6 192.168.1.0/24(ro)
変更内容をファイルに保存します。
NFSサーバーを起動して、再起動後に開始するようにそれを構成します。
#
service rpcbind start
#service nfs start
#service nfslock start
#chkconfig rpcbind on
#chkconfig nfs on
#chkconfig nfslock on
システムでファイアウォールを構成している場合、NFSクライアントからのNFSv4リクエストを受信できるようにそれを構成します。
たとえば、次のコマンドを使用して、NFSv4接続ができるように
iptables
を構成し、変更をファイアウォール構成に保存します。#
iptables -I INPUT -p tcp -m state --state NEW -m tcp --dport 2049 -j ACCEPT
#service iptables save