このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
kickstartを使用してインストールを実行するには、ksブート・オプションを指定する必要があります。
システムのインストール時に最も一般的に使用されるブート・オプションは次のとおりです:
- askmethod
インストール・ソースを選択するようにプロンプトを表示します。
- asknetwork
ネットワーク設定を構成するようにプロンプトを表示します。
- autostep
キックスタート・インストールが完全に非インタラクティブになるように構成します。
- pdb
Pythonデバッガを起動します。
- dhcpclass=
class ベンダー・クラス識別子をDHCPに指定します。
- dns=
dns1[,dns2[,dns3]] ネットワーク・インストールに使用するDNSサーバーのIPv4アドレスを指定します。
- gateway=
IP_address ネットワーク・ゲートウェイのIPv4アドレスを指定します。
- graphical
グラフィカルベースのインストールを指定します。
- ip=dhcp
システムがネットワーク・インストール用にそのIPv4設定をDHCPから取得する必要があることを指定します。
- ip=
IP_address ネットワーク・インストール用のシステムのIPv4アドレスを指定します。
- ipv6=auto
システムがそのIPv6のネットワーク設定を取得するためにDHCPv6で自動構成を使用する必要があることを指定します。
- ipv6=dhcp
システムがネットワーク・インストール用にそのIPv6設定をDHCPv6から取得する必要があることを指定します。
- keymap=
layout インストール用のキーボード・レイアウトを指定します。
- ks=cdrom:
path CDまたはDVD上のキックスタート・ファイルのパスを指定します。
- ks=hd:
device:path ext2またはvfatファイル・システムを含むデバイス上のキックスタート・ファイルのパスを指定します。
- ks=nfs:[
options:]NFS_server:path NFSサーバーによってエクスポートされるファイル・システム上のキックスタート・ファイルのパスを指定します。 必要に応じて、マウント・オプションのカンマ区切りリストを指定できます。
- ks=
URL Webサーバー上のキックスタート・ファイルのURL (
httpまたはhttpsのいずれかを使用できます)を指定します。- ksdevice=bootif
ネットワーク・インストールで、システムがPXEサーバーからのブートに使用したインタフェースを使用する必要があることを指定します。 複数のインタフェースが含まれるシステムでは、このオプションを使用すると、pxelinuxブート・ローダー構成ファイル内に
ipappend 2も指定していれば、インストールでネットワーク・インタフェースの選択を求めるプロンプトは表示されません。- ksdevice=ibft
ネットワーク・インストールで、システムBIOSまたはファームウェアのiSCSI Boot Firmware Table (iBFT)により指定されたMACアドレスを使用する必要があることを指定します。
- ksdevice=
interface ネットワーク・インストールに使用するインタフェースの名前(たとえば
eth0)を指定します。 複数のインタフェースが含まれるシステムでは、このオプションを使用すると、インストールでネットワーク・インタフェースの選択を求めるプロンプトは表示されません。 このオプションは、システムで検出された最初のアクティブ・ネットワーク・インタフェースを選択するのではなく、どのインタフェースを使用するかも制御します。- ksdevice=link
ネットワーク・インストールで、システム上で検出された最初のアクティブ・ネットワーク・インタフェースを使用する必要があることを指定します。 複数のインタフェースが含まれるシステムでは、このオプションを使用すると、インストールでネットワーク・インタフェースの選択を求めるプロンプトは表示されません。
- ksdevice=
MAC_address ネットワーク・インストールに使用するインタフェースのMACアドレスを指定します。
- lang=
language インストール用の言語を指定します。
- loglevel=
level インストール用のロギング・レベルを指定します: critical、debug、error、infoまたはwarning。 デフォルトのレベルはinfoです。
- mediacheck
ISOベース・インストール・メディアの整合性を検証するかどうかを選択するようにプロンプトを表示します。
- netmask=
mask ネットワーク・インストール用のIPv4ネットワーク・マスクを指定します。
- nofallback
グラフィカル・インストールのインストールが可能でない場合に中止します。
- noipv6
ネットワーク・インストールでIPv6を無効にします。
- repo=cdrom[:
device] CDまたはDVDデバイスからパッケージをインストールすることを指定します。 boot行に指定できるrepoオプションは1つのみです。
ノートrepoブート・オプションは非推奨のmethodオプションを置き換えるものです。
- repo=ftp://[
user:password@]FTP_server/path FTPサーバー上のパスからパッケージをインストールすることを指定します。
- repo=hd:
device:path ハード・ディスク・デバイス上のパスからパッケージをインストールすることを指定します。
- repo=hd:LABEL=
label:path ラベルで識別されるハード・ディスク・デバイス上のパスからパッケージをインストールすることを指定します。
- repo=hd:UUID=
uuid:path UUIDで識別されるハード・ディスク・デバイス上のパスからパッケージをインストールすることを指定します。
- repo=nfs:[
options:]NFS_server:path NFSサーバーによりエクスポートされたファイル・システム上のパスからパッケージをインストールすることを指定します。
- repo=nfsiso:[
options:]NFS_server:path NFSサーバーによりエクスポートされたファイル・システム上のISOイメージからパッケージをインストールすることを指定します。
- repo=
URL Webサーバー上のURL (
httpまたはhttpsのいずれかを使用できます)からパッケージをインストールすることを指定します。- text
テキストベースのインストールを指定します。 キックスタート・ファイルには、ディスク・パーティショニング、ブート・ローダー構成、およびパッケージ選択を指定する必要があります。
- vnc
VNCサーバーを起動してリモート・インストールを有効にします。
- vncconnect=
client[:port] VNCクライアントおよびオプションのポートを指定します。 または、VNCクライアントはvncviewer
server:portなどのコマンドを使用することで接続できます。ここでserverはインストールしているシステムのIPアドレスです。- vncpassword=
password VNCを使用したクライアント接続のパスワードを指定します。

