このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。

機械翻訳について

2.1.1 インストールの開始

Oracle Linuxを手動でインストールするには:

  1. システムをブート・イメージからブートします。 選択したブート・デバイスを使用するには、ホスト・システムのBIOSまたはハイパーバイザーの設定を構成することが必要な場合があります。 システムがイメージ・ファイルを検出できると、ブート・メニューが示され、次のオプションが表示されます。

    インストールまたは既存システムのアップグレード

    グラフィカル・インストール・プログラムを使用して、システムに十分なメモリーがありビデオ・カードがサポートされているという条件でOracle Linuxをインストールします。 それ以外の場合、テキストベースのインストールが選択されます。

    このオプションがデフォルトです。

    基本的ビデオ・ドライバを使用したシステムのインストール

    デフォルト・オプションでは正しいビデオ・ドライバが使用可能でないために表示画面が乱れる場合、このオプションを選択します。

    インストール済システムのレスキュー

    インストールされたシステムをブートできない場合、このオプションでパーティションまたは構成ファイルを編集して様々なブートの問題を修正できます。 btrfs rootファイル・システムを構成する場合、このオプションを選択します。

    ローカル・ドライブからのブート

    すでにインストールされたシステムをハード・ディスクからブートします。

    メモリー・テスト

    システムのRAMの整合性を検証するmemtest86ユーティリティを実行します。

    [Esc]を押すと、システムはboot:プロンプトを表示し、言語、表示解像度、インタフェース・タイプ、インストール方法およびネットワーク設定などのブート・オプションを指定できます。 たとえば次の行は、グラフィカルではなくテキストベースのインストールを指定します。

    boot: linux text

    詳細は、2.2項「インストール・ブート・オプション」を参照してください。

    システムのインストールを選択し、インストーラがインストール・メディアを検出すると、メディア・テストウィンドウが表示されます。

  2. 「OK」をクリックしてインストール・メディアをテストするか、「スキップ」をクリックしてテストをスキップします。

    「ロゴ」ウィンドウが次に表示されます。

  3. 「次」をクリックして「言語の選択」画面を表示します。 (テキスト・モードではかわりに[F12]を押します。)

  4. インストールに使用する言語を選択します。 選択された言語はシステムのデフォルト言語になります。

    ノート

    インストールの完了後、グラフィカルなsystem-config-languageコマンドを使用してデフォルト言語を変更するか、/etc/sysconfig/i18nの設定を編集してシステムを再起動できます。

    「次」をクリックしてキーボードの選択画面を表示します。

  5. インストールに使用するキーボードを選択します。

    ノート

    インストールの完了後、グラフィカルなsystem-config-keyboardコマンドを使用してキーボード・タイプを変更するか、/etc/sysconfig/keyboardの設定を編集してシステムを再起動できます。

    完全なインストール・イメージを使用してシステムをブートした場合、「次」をクリックしてストレージ・デバイスの選択ウィンドウを表示します。 2.1.2項「インストールの続行」を参照してください。

    システムをboot ISOイメージからブートした場合、「次」をクリックしてインストールの方法ウィンドウを表示します。

  6. 完全なインストール・イメージを含むメディアのタイプを選択して「OK」をクリックします。

    ローカルCD/DVD

    完全なインストール・イメージを含むCDまたはDVDを挿入するか、仮想マシン・インストールの場合にはインストール・イメージISOをゲストに対して使用可能にして「OK」をクリックします。

    ハード・ドライブ

    「パーティションを選択」ウィンドウで、インストール・イメージを含むデバイスおよびディレクトリを選択して「OK」をクリックします。

    NFSディレクトリ

    TCP/IPの構成ウィンドウで、IPv4およびIPv6のいずれかを有効にし、ネットワーク設定の構成方法を選択して「OK」をクリックします。

    NFS設定ウィンドウで、ドメイン名またはNFSサーバーのIPアドレス、インストール・イメージを含むディレクトリのエクスポート・パス、必要なNFSマウント・オプションを入力して「OK」をクリックします。

    詳細は、1.4.1項「新規NFSサーバーの設定」, 1.4.2項「既存のNFSサーバーの構成」および1.4.5項「ネットワーク・インストール・サーバーの設定」を参照してください。

    URL

    TCP/IPの構成ウィンドウで、IPv4およびIPv6のいずれかを有効にし、ネットワーク設定の構成方法を選択して「OK」をクリックします。

    URL設定ウィンドウで、抽出されたインストール・イメージのURLを入力し、必要なすべてのHTTPプロキシ設定を構成して「OK」をクリックします。

    詳細は、1.4.3項「新規HTTPサーバーの設定」, 1.4.4項「既存のHTTPサーバーの構成」および1.4.5項「ネットワーク・インストール・サーバーの設定」を参照してください。

    CD、DVDまたはハード・ドライブからのインストールの場合、メディア・テストウィンドウが表示されます。 「OK」をクリックしてインストール・メディアをテストするか、「スキップ」をクリックしてテストをスキップします。

    次にストレージ・デバイスの選択ウィンドウが表示されます。