このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
この手順では、システムをNFSまたはHTTPサーバーとして設定済であると仮定します。
ネットワーク・インストール・サーバーを設定するには:
https://edelivery.oracle.com/linuxのOracle Software Delivery Cloudから、完全なOracle Linux Media Pack DVDイメージ(たとえば、x86_64 (64ビット)用の
V52218-01.iso
Oracle Linuxリリース6更新6)をダウンロードします。適切なマウント・ポイント(
/mnt
など)にDVDイメージをマウントします。#
mount -t iso9660 -o loop V52218-01.iso /mnt
次のコマンドを使用して、NFSまたはHTTPを使用して内容を共有できるディレクトリにDVDイメージの内容を抽出します。
たとえば、
/mnt
にマウントされたDVDイメージを/var/OSimage/OL6.6
にコピーするには、次のようにします。#
cp -a -T /mnt /var/OSimage/OL6.6
または、
/var/www/html/OSimage/OL6.6
を対象とするには次のようにします。#
cp -a -T /mnt /var/www/html/OSimage/OL6.6
DVDイメージをアンマウントします。
#
umount /mnt
システムでSELinuxが強制モードで有効になっており、システムをHTTPサーバーとして構成しているが、
/var/www/html
以下のディレクトリにDVDイメージをコピーしていない場合、次のようにします。semanageコマンドを使用して、ディレクトリ階層のデフォルト・ファイル・タイプを
httpd_sys_content_t
として定義します。#
/usr/sbin/semanage fcontext -a -t httpd_sys_content_t "/var/OSimage(/.*)?"
restoreconコマンドを使用して、ディレクトリ階層全体にファイル・タイプを適用します。
#
/sbin/restorecon -R -v /var/OSimage
ノートsemanageおよび「restoreconコマンドは、
policycoreutils-python
およびpolicycoreutils
パッケージで提供されます。
btrfs root
ファイル・システムを使用するシステムのインストールを可能にするネットワーク・インストール・サーバーをカスタマイズするには、images
ディレクトリを、Red Hat Compatible Kernelの代わりにUnbreakable Enterprise Kernel (UEK)をインストール・カーネルとしてサポートするように変更します。 1.4.6項、「Btrfsをサポートする完全なDVDイメージの変更root」
ファイル・システムのインストール」を参照してください。