このドキュメントで説明するソフトウェアは、Extended SupportまたはSustaining Supportのいずれかにあります。 詳細は、https://www.oracle.com/us/support/library/enterprise-linux-support-policies-069172.pdfを参照してください。
Oracleでは、このドキュメントに記載されているソフトウェアをできるだけ早くアップグレードすることをお薦めします。
Oracle Linuxがインストールされているシステムでは、不要なRPMを削除してソフトウェアのフットプリントを最小限に抑えてください。 たとえば、サーバー・システムでX Windowsパッケージ(xorg-x11-server-Xorg
)が不要な場合は、アンインストールできます。
特定のコマンドまたはファイルがどのパッケージに入っているかを見つけるには、次の例に示すようにyum providesコマンドを使用します。
# yum provides /usr/sbin/sestatus
...
policycoreutils-2.0.83-19.24.0.1.el6.x86_64 : SELinux policy core utilities
Repo : installed
Matched from:
Other : Provides-match: /usr/sbin/sestatus
パッケージに入っているファイルを表示するには、yum-utils
パッケージに含まれるrepoqueryユーティリティを使用します。 たとえば、次のコマンドでは、btrfs-progs
パッケージに含まれるファイルがリストされます。
# repoquery -l btrfs-progs
/sbin/btrfs
/sbin/btrfs-convert
/sbin/btrfs-debug-tree
.
.
.
パッケージをアンインストールするには、次の例に示すようにyum removeコマンドを使用します。
#yum remove xinetd
Loaded plugins: refresh-packagekit, security Setting up Remove Process Resolving Dependencies --> Running transaction check ---> Package xinetd.x86_64 2:2.3.14-35.el6_3 will be erased --> Finished Dependency Resolution Dependencies Resolved ================================================================================ Package Arch Version Repository Size ================================================================================ Removing: xinetd x86_64 2:2.3.14-35.el6_3 @ol6_latest 259 k Transaction Summary ================================================================================ Remove 1 Package(s) Installed size: 259 k Is this ok [y/N]:y
Downloading Packages: Running rpm_check_debug Running Transaction Test Transaction Test Succeeded Running Transaction Erasing : 2:xinetd-2.3.14-35.el6_3.x86_64 1/1 Verifying : 2:xinetd-2.3.14-35.el6_3.x86_64 1/1 Removed: xinetd.x86_64 2:2.3.14-35.el6_3 Complete!
次の表に、インストールすべきでないパッケージ、またはすでにインストールされている場合はyum removeを使用して削除すべきパッケージを示します。
パッケージ | 説明 |
---|---|
|
ftp、rcp、rlogin、rshおよびtelnetのKerberosバージョン。 可能な場合は、かわりにSSHを使用してください。 |
|
rcp、rloginおよびrshでは、傍受可能な暗号化されていない通信が使用されます。 かわりにSSHを使用してください。 |
|
Sambaで使用されるネットワーク・サービス。 システムがActive Directoryサーバー、ドメイン・コントローラまたはドメイン・メンバーとして機能していない場合、およびMicrosoft Windowsのファイルとプリンタ共有機能を提供していない場合は、このパッケージを削除します。 |
|
talkは不要と見なされます。 |
|
telnetでは、傍受可能な暗号化されていない通信が使用されます。 かわりにSSHを使用してください。 |
|
TFTPでは、傍受可能な暗号化されていない通信が使用されます。 レガシー・ハードウェアのサポートに必要な場合のみ使用してください。 可能な場合は、かわりにSSHなどのセキュリティ・プロトコルを使用してください。 |
|
インターネット・リスナー・デーモンで使用されるセキュリティ・モデルは推奨されません。 |
|
NISで使用されるセキュリティ・モデルは、本質的に欠陥があります。 かわりに、LDAPやKerberosなどを使用してください。 |