Oracle Solaris では、ネームサービスはすべてサービス管理機能 (SMF) によって管理されます。構成情報は構成ファイルではなく、SMF リポジトリに格納されます。SMF が特定のネームサービスと連携する方法の詳細については、このガイドの個々の章を参照してください。
この Oracle Solaris リリースでは、古い Oracle Solaris リリースとの互換性の目的でのみレガシー構成ファイルが維持されます。それらの内容は、特定のネームサービスに対応する SMF サービスによって生成されます。ネームサービスの構成ためにこれらのファイルを使用しないでください。代わりに svcs、svcadm、および svccfg などの一般的な SMF コマンドを使用する必要があります。
Oracle Solaris 10 から Oracle Solaris 11 およびそのアップデートリリースにアップグレードすると、システムのネームサービス構成が自動的に SMF に移行されます。ただし必要に応じて、nscfg コマンドを使用して手動での移行を実行できます。詳細は、nscfg(1M) のマニュアルページを参照してください。