Oracle® Solaris ゾーンの紹介

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更新: 2014 年 12 月
 
 

zonecfg template プロパティー

次の場合にプロパティーを変更するかどうか、およびどのように変更するかを定義するには、zonecfg template プロパティーを使用します。

  • 新しいリソースインスタンスが構成に追加されたとき。

  • 構成のクローニング中に、いくつかのプロパティーに一意の値が必要なとき。template プロパティーでトークンを使用して、これらの一意の値を指定します。

表 2-1  zonecfgtemplate トークン
トークン
説明
使用法
%zonename
ゾーンの名前。
ブランドのメタデータ内および zonecfg 内で、ユーザーまたはテンプレート値からの入力として使用できます。
%network-id
ネットワークリソース net および anet の一意のインスタンス番号。この番号は、大域ゾーン内の net および anet リソースで一意です。
ブランドのメタデータ内で、id プロパティーの net および anet リソースのデフォルトの属性として使用できます。
%resource-id
net および anet を除くすべてのリソースについての、大域ゾーン内の特定のリソースの大域有効範囲での一意のインスタンス番号。
ブランドのメタデータ内で、id プロパティーのデフォルト属性として使用できます。
%id
リソースの id プロパティー値である一意のインスタンス番号。
zonecfg 内で、ユーザーまたはテンプレート値からの入力として使用できます。id プロパティーをサポートするリソース有効範囲内で使用する必要があります。
%%
% に評価されます。
ブランドのメタデータ内および zonecfg 内で、ユーザーからの入力として使用できます。

ゾーンのリモート管理デーモン (RAD) のモジュール構成は、プロパティーテンプレートを使用することで、変更を表現、適用、または実装する体系的な方法を提供します。zonemgr(3RAD) のマニュアルページを参照してください。最初に rad-zonemgr パッケージがシステムにインストールされておらず、あとで pkg install を使用してインストールした場合、rad:local を再起動する必要があります。また、rad:remote が実行されていた場合は、これも再起動します。再起動するには、svcadm(1M) を使用します。RAD デーモンがモジュールをロードしたことを確認します。