Oracle® Solaris ゾーンの紹介

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更新: 2014 年 12 月
 
 

ゾーンの機能別のサマリー

次の表に、大域ゾーンと非大域ゾーンの特性をまとめます。

ゾーンの種類
特性
大域
  • システムによって ID 0 が割り当てられます

  • システムでブートでき、実行される Oracle Solaris カーネルの単一のインスタンスを提供します

  • Oracle Solaris システムソフトウェアパッケージの完全なインストールが含まれています

  • 追加のソフトウェアパッケージや、パッケージを通してインストールされない追加のソフトウェア、ディレクトリ、ファイル、その他のデータが含まれている場合もあります

  • 大域ゾーンにインストールされているすべてのソフトウェアコンポーネントに関する情報を格納した、一貫性のある完全な製品データベースを提供します

  • 大域ゾーンのホスト名やファイルシステムテーブルなど、大域ゾーンのみに固有の構成情報を保持します

  • すべてのデバイスとすべてのファイルシステムが認識される、唯一のゾーンです

  • 非大域ゾーンの存在と構成が認識される、唯一のゾーンです

  • 非大域ゾーンの構成、インストール、管理、またはアンインストールを行うことができる、唯一のゾーンです

非大域
  • ゾーンのブート時にシステムによってゾーン ID が割り当てられます

  • 大域ゾーンからブートされる Oracle Solaris カーネルの下で処理を共有します

  • 完全な Oracle Solaris オペレーティングシステムソフトウェアパッケージのインストール済みのサブセットが含まれています

  • 追加のインストール済みソフトウェアパッケージを含めることができます

  • 追加のソフトウェア、ディレクトリ、ファイル、およびパッケージによってインストールされない、非大域ゾーンで作成されたその他のデータを含めることができます

  • ゾーンにインストールされているすべてのソフトウェアコンポーネントに関する情報を格納した、一貫性のある完全な製品データベースを保持します

  • ほかのゾーンの存在を認識できません

  • 自身を含め、ゾーンのインストール、管理、アンインストールを行うことはできません

  • 非大域ゾーンのホスト名やファイルシステムテーブルなど、その非大域ゾーンのみに固有の構成情報を保持します

  • 独自のタイムゾーン設定を持つことができます