Oracle® Solaris ゾーンの紹介

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更新: 2014 年 12 月
 
 

zpool リソースの自動追加

zpool を非大域ゾーンに委任するには、zonecfg ユーティリティーでオプションの zpool リソースを構成します。zpool は、ゾーンがブートされたときに、そのゾーンのために自動的に構成されます。

対応する zpool は、ゾーンのインストールまたはゾーンの接続操作中に自動的に作成またはインポートされます。

ゾーンのアンインストールまたは切り離しを行うと、次のアクションが実行されます。

  • 対応する zpool が自動的にエクスポートまたは破棄されます。

  • ストレージリソースが自動的に構成解除されます。

必須の storage プロパティーは、このリソースに関連付けられたストレージオブジェクトの URI を識別します。

storage プロパティーは、zpool リソーススコープ内の次の設定を使用して管理されます。

  • add storage URI string

  • remove storage URI string

zpool リソースには name プロパティーが必須です。このプロパティーは、ゾーンに委任される zpool の名前で使用されます。ZFS ファイルシステムの name コンポーネントにスラッシュ (/) を含めることはできません。

新規作成またはインポートされた zpool に割り当てられる名前は、name プロパティーの値です。これは、非大域ゾーン内で表示可能な zpool 名です。新規作成またはインポートされた zpool 名に割り当てられる名前は、大域ゾーンから表示される際には zonename_name という形式になります。


注 -  ストレージオブジェクトに既存のパーティション、zpool、または UFS ファイルシステムが含まれている場合は、ゾーンのインストールが失敗することがあります。詳細は、Oracle Solaris ゾーンの作成と使用 の構成済みのゾーンをインストールする方法のステップ 4 を参照してください。