Oracle® Solaris 11.2 デスクトップ管理者ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

MIME データベースについて

    MIME データベースとは、次の情報を含むファイルの集合です。

  • 一連の既知の MIME タイプ

  • ファイルの MIME タイプを決定する方法

  • MIME タイプに関するメタ情報

MIME データベースは、$XDG_DATA_HOME/mime および $XDG_DATA_DIRS/mime ディレクトリにある一連のファイルから作成されます。環境変数が設定されていない場合、デフォルト値はそれぞれ ~/.local/share および /usr/local/share:/usr/share です。

このガイドでは、これらのディレクトリを総称的に指す場合に、<MIME> を使用します。同じ MIME タイプに関して競合する情報が見つかった場合、最初に見つかったファイル内の情報が優先します。

    たとえば、環境変数がデフォルトパスであるとすると、<MIME>/text/plain.xml ファイルをロードする命令では次のファイルをロードします。

  • ~/.local/share/mime/text/plain.xml

  • /usr/local/share/mime/text/plain.xml

  • /usr/share/mime/text/plain.xml


注 - XDG 共有 MIME 情報仕様は、X Desktop Group によってドラフト版が作成され、この仕様では XDG ベースディレクトリ仕様が利用されています。