はじめに – 『Oracle® Solaris 11.2 デスクトップ管理者ガイド』では、Oracle Solaris デスクトップを実行するシステムを管理する方法について説明します。このガイドの情報のほとんどは、デスクトップのすべてのリリースで共通です。共通の情報でない場合は、プラットフォームが示されます。
対象読者 – このガイドは、システム管理者および Oracle Solaris デスクトップの使用に関心のあるユーザーを対象にしています。
前提知識 – ハードウェアのトラブルシューティングや交換に関する豊富な経験。
このガイドは、次のように構成されています。
Chapter 1, Administering the Oracle Solaris Desktopでは、Oracle Solaris デスクトップ (GNOME デスクトップバージョン 2.30.2 をベースとする) を管理するために使用される基本コンポーネントの一部について説明します。
Chapter 2, Managing User Preferences With GConfでは、GNOME 構成フレームワーク (GConf) を使用して、すべてのユーザーの必須およびデフォルトのデスクトップ設定を行う方法について説明します。
Chapter 3, Customizing Menusでは、Oracle Solaris デスクトップでメニューを実装する方法、およびメニューをカスタマイズする方法について説明します。
Chapter 4, Installing Themesでは、デスクトップの視覚的外観を制御する設定、それらの設定をテーマへと編成する方法、および新規テーマを作成およびインストールする方法について説明します。
Chapter 5, Customizing Fontsでは、新規フォントをインストールする方法、およびフォントの置換を作成する方法について説明します。
Chapter 6, Working With MIME Typesでは、アプリケーションが MIME タイプを検出する方法、MIME タイプを登録する方法、およびアプリケーションをデスクトップに追加する方法について説明します。
Chapter 7, Managing Screensaversでは、スクリーンセーバー設定を行う方法について説明します。この章では、スクリーンセーバーに使用可能なディスプレイを変更する方法についても説明します。
Chapter 8, Managing Sessionsでは、セッション管理について紹介し、セッションのデフォルトを設定する方法について説明します。
Chapter 9, Overview of the Yelp Help Browserでは、Oracle Solaris デスクトップシステムのヘルプシステムについて説明します。
Chapter 10, Improving the Performance of the Oracle Solaris Desktop Systemでは、必要に応じて CPU 使用率および X Window System のネットワークトラフィックを削減する方法、および 8 ビットディスプレイで表示品質を最適化する方法について説明します。
Chapter 11, Disabling Features in the Oracle Solaris Desktop Systemでは、デスクトップの一部の機能についてユーザーによるアクセスやカスタマイズを回避する方法について説明します。
Chapter 12, Working With the X Window Systemでは、Oracle Solaris OS で使用可能な X Window System の概要について説明します。
Appendix A, Hidden Directoriesでは、Oracle Solaris デスクトップシステムがユーザーのホームディレクトリに追加する隠し構成ディレクトリについて説明します。
この製品の最新情報や既知の問題は、ドキュメントライブラリ (http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=E36784) に含まれています。
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