Oracle® Solaris 11.2 デスクトップ管理者ガイド

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更新: 2014 年 7 月
 
 

Xorg 構成ファイルの操作

xorg.conf ファイルは、Xorg サーバーの構成ファイルであり、/etc/X11/ ディレクトリにあります。


注 - デフォルトでは、デフォルト構成を変更するためにシステム管理者が作成するまで、xorg.conf 構成ファイルは存在しません。

xorg.conf 構成ファイルからの次の抜粋は、入力デバイスとモニターのセクションを示しています。

Section "InputDevice"
	Identifier  "Keyboard0"
	Driver      "kbd"
EndSection

Section "InputDevice"
	Identifier  "Mouse0"
	Driver      "mouse"
	Option	    "Protocol" "auto"
	Option	    "Device" "/dev/mouse"
	Option	    "ZAxisMapping" "4 5 6 7"
EndSection

Section "Monitor"
	Identifier   "Monitor0"
	VendorName   "Monitor Vendor"
	ModelName    "Monitor Model"
EndSection

xorg.conf ファイルが必要な場合は、変更されているセクションを示す必要があります。指定されていないセクションは、デフォルト値が使用され続けます。追加の内容が /etc/X11/xorg.conf.d などのディレクトリ内に存在するすべてのファイルから読み取られ、基本の構成ファイルとマージされます。構文、検索パス、使用可能なオプションについては、xorg.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

サンプル構成のスニペットと例については、/etc/X11/xorg.conf.avail ファイルを参照してください。たとえば、Ctrl+Alt+Backspace キーストロークを使用して X サーバーを停止するには、/etc/X11/xorg.conf.avail/90-zap.conf ディレクトリを参照してください。このオプションを使用するには、/etc/X11/xorg.conf.d ディレクトリにコピーまたはリンクします。

# ln -s ../xorg.conf.avail/90-zap.conf /etc/X11/xorg.conf.d/90-zap.conf

X サーバーを再起動して変更を確認します。

# svcadm restart gdm