CVUは、操作のフェーズまたはステージで主なクラスタ・コンポーネントを検証できます。コンポーネントは、ディスクの空き領域などの基本的なコンポーネントの場合と、Oracle Clusterwareの整合性チェックなどの複雑なコンポーネントの場合があります。たとえば、CVUは、Oracle Clusterwareレイヤー全体の複数のOracle Clusterwareサブコンポーネントを検証できます。また、CVUは、ディスク領域、メモリー、プロセスおよびその他の重要なクラスタ・コンポーネントをチェックできます。ステージにはデータベースのインストールなどがあり、CVUはこれらのステージで、システムがOracle Real Application Clusters(Oracle RAC)のインストールのための基準を満たしているかどうかを検証できます。その他のステージには、完全に稼働しているクラスタ設定を使用したハードウェアの初期設定やシステム要件の設定などが含まれます。
表A-1に、CVUで実行できる検証を示します。
表A-1 CVUの様々な検証の実行
実行する検証 | 使用するCVUのコマンド |
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システム要件の検証 |
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Oracle Cluster File Systemの検証 |
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記憶域の検証 |
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ネットワークの検証 |
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接続性の検証 |
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クラスタ時刻同期化サービスの検証 |
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ユーザーおよび権限の検証 |
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ノードの比較および検証 |
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インストールの検証 |
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削除の検証 |
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Oracle ClusterwareおよびOracle ASMコンポーネントの検証 |