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Oracle® Server X5-8 設置ガイド

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更新: 2015 年 7 月
 
 

Oracle ILOM CLI からの IPv6 ネットワーク設定の変更

Oracle ILOM CLI を使用してサーバーの IPv6 ネットワーク設定を変更するには、この手順を使用します。

IPv4 ネットワーク設定を変更するには、Modify IPv4 Network Settings From the Oracle ILOM CLIを参照してください。


注 -  BIOS 設定ユーティリティーを使用して、ネットワーク設定を変更することもできます。手順については、BIOS Setup Utility in Oracle Server X5-8 Service Manualを参照してください。
  1. Oracle ILOM CLI にログインします。次を参照してください。

    注 -  Ethernet 接続を使用して Oracle ILOM にログインした場合、ネットワーク設定の変更後に接続が終了します。新しい設定を使用して再度ログインする必要があります。
  2. cd コマンドを使用して、SP/network/ipv6 ディレクトリに移動します。

    -> cd SP/network/ipv6

  3. show コマンドを入力して、デバイスで構成された IPv6 ネットワーク設定を表示します。

    例:

    -> show
    /SP/network/ipv6
    Targets:
    
    Properties:
     state = enabled
     autoconfig = stateless
     dhcpv6_server_duid = (none)
     link_local_ipaddress = 2001:db8:214:4fff:feca:5f7e/64
     static_ipaddress = ::/128
     ipgateway = 2001:db8:211:5dff:febe:5000/128
     pending_static_ipaddress = ::/128
     dynamic_ipaddress_1 2001:db8:8:b7:214:4fff:feca:5f7e/64
    
    Commands:
     cd
     show
    
  4. IPv6 自動構成オプションを構成するには、set コマンドを使用して、次の自動構成プロパティーの値を指定します。
    プロパティー
    プロパティーの設定値
    説明
    state
    set state=enabled
    IPv6 ネットワークの状態は、デフォルトで enabled になっています。IPv6 自動構成オプションを有効にするには、この state が enabled に構成されている必要があります。
    autoconfig
    set autoconfig= <value>
    このコマンドには、設定する autoconfig の値を指定します。
    次のオプションがあります。
    • stateless (デフォルト設定)

      IPv6 ネットワークルーターから学習した IP アドレスを自動的に割り当てます。

    • dhcpv6_stateless

      DHCPv6 サーバーから取得した DNS 情報を自動的に割り当てます。dhcpv6_stateless プロパティーの値は、Oracle ILOM 3.0.14 以降で使用できます。

    • dhcpv6_stateful

      DHCPv6 サーバーから取得した IPv6 アドレスを自動的に割り当てます。dhcpv6_stateful プロパティーの値は、Oracle ILOM 3.0.14 以降で使用できます。

    • disable

      すべての自動構成プロパティー値を無効にし、リンクローカルアドレスの読み取り専用プロパティー値を設定します。


    注 -  IPv6 構成オプションは、それが設定されたあとに有効になります。

    注 -  dhcpv6_stateless オプションまたは dhcpv6_stateful オプションが有効になっているときに、stateless オプションを同時に有効にして実行できます。ただし、dhcpv6_statelessdhcpv6_stateful を同時に有効にしないでください。
  5. 静的 IPv6 アドレスを設定するには、次の手順を完了します。
    1. 次のプロパティータイプを指定します。
      プロパティー
      プロパティーの設定値
      説明
      state
      set state=enabled
      IPv6 ネットワークの状態は、デフォルトで enabled になっています。静的 IP アドレスを有効にするには、この状態を enabled に設定する必要があります。
      pendingipaddress
      set pending_static_ipaddress = <ipv6_address> / <subnet mask length in bits>
      このコマンドには、プロパティー値として、デバイスに割り当てる静的 IPv6 アドレスおよびネットマスクを指定します。IPv6 アドレスの例: fec0:a:8:b7:214:4f ff:feca:5f7e/64
    2. 次のコマンドを入力して、保留中の IPv6 静的ネットワークパラメータを確定します。

      -> set commitpending=true


    注 -  ネットワーク設定は、確定するまで保留されます。サーバーに新しい静的 IP アドレスを割り当てると、サーバーとのアクティブな Oracle ILOM セッションがすべて終了します。Oracle ILOM にログインし直すには、新しく割り当てられた IP アドレスを使用して、新しいセッションを作成します。
  6. ネットワークテストツール (Ping6) を使用して、Oracle ILOM から IPv6 ネットワーク構成をテストします。

    詳細は、Test IPv4 or IPv6 Network Configuration From the Oracle ILOM CLIを参照してください。