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Oracle® CLI Tools for Oracle Solaris 11.3 ユーザーズガイド

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更新: 2016 年 5 月
 
 

ilomconfig コマンドの構文

ilomconfig コマンドは、管理者モードで実行してください。

ilomconfig subcommand type [option]

コマンドが失敗すると、ilomconfig のエラーコードに記載されているいくつかの障害コードのいずれかが返されます。

オプション

次の表に、ilomconfig を含むすべての CLI ツールコマンドで使用できるオプションを示します。

ショートオプション
ロングオプション
説明
–?
–-help
ヘルプ情報を表示します。
–v
–-version
ツールのバージョンを表示します。
–q
–-quiet
情報メッセージを出力せずに、エラーコードのみを返します。
–y
–-yes
操作を確認します。実行時に、操作を確認するためのプロンプトをユーザーに表示しません。

サービスプロセッサにアクセスするときに、ローカルホストと ILOM の相互接続またはリモート Ethernet ネットワーク接続上で ilomconfig を使用できます。サービスプロセッサにアクセスする ilomconfig コマンドを発行する場合、ホストと ILOM の相互接続を使用するときは資格情報は必要ありませんが、Ethernet ネットワーク接続では必要となります。


注 -  Oracle ILOM 3.2.4 より前のバージョンを使用しているシステムの場合、LAN インタフェース (ホストと ILOM の相互接続または Ethernet ネットワーク接続) を使用するには、サービスプロセッサにアクセスするコマンドに -H および -U オプションを使用して資格情報を手動で含める必要があります。資格情報を指定しない場合、コマンドはデフォルトの低速なローカル KCS インタフェースを使用してローカルサービスプロセッサにアクセスします。

ネットワーク接続上の ilomconfig でサポートされているオプションを次の表に示します。

ショートオプション
ロングオプション
説明
–H
–-remote-hostname
このオプションに続けてリモートサービスプロセッサのホスト名または IP アドレスを指定します。
–U
–-remote-username
このオプションに続けて、リモートサービスプロセッサへのログインに使用する root アクセス権を持つユーザー名を指定します。

これらのオプションを使用して SP を変更します。両方のオプションを一緒に使用する必要があります。例:

ilomconfig list system-summary –-remote-hostname=sp_ip –-remote-username=username

ここで、sp_ip はターゲットシステムの SP のホスト名または IP アドレス (xx.xx.xx.xx という形式) で、username は操作を実行するためのログインアクセス権を持つユーザー名です。


注 -  enable/disable interconnect サブコマンドは、リモートサービスプロセッサでは使用できません。

リモートサービスプロセッサにアクセスするときには、このユーザー名に対応するパスワードの入力を求められます。


注 -  リモートユーザー名に必要なパスワードは、stdin にパイプしてスクリプトで使用できます。

次の表に示すオプションは、ローカルの XML 構成ファイルで ilomconfig import/export を使用する場合に適用されます。

ロングオプション
説明
–-xmlfile
このオプションに続けて、変更するファイルへのパスを指定します。

注 -  --xmfile オプションを指定した場合は、変更が XML ファイルに対してのみ行われます。XML ファイルオプションを省略した場合、変更は Oracle ILOM に対して直接行われます。XML ファイルはユーザーが手動で編集できず、ilomconfig を使用してのみ変更できます。

サブコマンド

使用可能な ilomconfig のサブコマンドを次の表に示します。

サブコマンド
説明
list
Oracle ILOM の設定、ユーザー、SNMP コミュニティー、およびシステムサマリーを表示します。
create
ユーザーと SNMP コミュニティーを作成します。
delete
ユーザーと SNMP コミュニティーを削除します。
modify
Oracle ILOM の設定を変更します。
import
XML ファイルから Oracle ILOM の設定を復元します。
export
XML ファイルに Oracle ILOM の設定をバックアップします。
reset
Oracle ILOM を出荷時のデフォルトにリセットします。
enable
ホストと ILOM の相互接続を有効にします。
disable
ホストと ILOM の相互接続を無効にします。