ilomconfig コマンドの構文
ilomconfig コマンドは、管理者モードで実行してください。
ilomconfig subcommand type [option]
コマンドが失敗すると、ilomconfig のエラーコードに記載されているいくつかの障害コードのいずれかが返されます。
オプション
次の表に、ilomconfig を含むすべての CLI ツールコマンドで使用できるオプションを示します。
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–?
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–-help
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ヘルプ情報を表示します。
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–v
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–-version
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ツールのバージョンを表示します。
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–q
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–-quiet
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情報メッセージを出力せずに、エラーコードのみを返します。
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–y
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–-yes
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操作を確認します。実行時に、操作を確認するためのプロンプトをユーザーに表示しません。
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サービスプロセッサにアクセスするときに、ローカルホストと ILOM の相互接続またはリモート Ethernet ネットワーク接続上で ilomconfig を使用できます。サービスプロセッサにアクセスする ilomconfig コマンドを発行する場合、ホストと ILOM の相互接続を使用するときは資格情報は必要ありませんが、Ethernet ネットワーク接続では必要となります。
注 -
Oracle ILOM 3.2.4 より前のバージョンを使用しているシステムの場合、LAN インタフェース (ホストと ILOM の相互接続または Ethernet ネットワーク接続) を使用するには、サービスプロセッサにアクセスするコマンドに -H および -U オプションを使用して資格情報を手動で含める必要があります。資格情報を指定しない場合、コマンドはデフォルトの低速なローカル KCS インタフェースを使用してローカルサービスプロセッサにアクセスします。
ネットワーク接続上の ilomconfig でサポートされているオプションを次の表に示します。
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–H
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–-remote-hostname
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このオプションに続けてリモートサービスプロセッサのホスト名または IP アドレスを指定します。
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–U
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–-remote-username
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このオプションに続けて、リモートサービスプロセッサへのログインに使用する root アクセス権を持つユーザー名を指定します。
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これらのオプションを使用して SP を変更します。両方のオプションを一緒に使用する必要があります。例:
ilomconfig list system-summary –-remote-hostname=sp_ip –-remote-username=username
ここで、sp_ip はターゲットシステムの SP のホスト名または IP アドレス (xx.xx.xx.xx という形式) で、username は操作を実行するためのログインアクセス権を持つユーザー名です。
注 -
enable/disable interconnect サブコマンドは、リモートサービスプロセッサでは使用できません。
リモートサービスプロセッサにアクセスするときには、このユーザー名に対応するパスワードの入力を求められます。
注 -
リモートユーザー名に必要なパスワードは、stdin にパイプしてスクリプトで使用できます。
次の表に示すオプションは、ローカルの XML 構成ファイルで ilomconfig import/export を使用する場合に適用されます。
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–-xmlfile
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このオプションに続けて、変更するファイルへのパスを指定します。
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注 -
--xmfile オプションを指定した場合は、変更が XML ファイルに対してのみ行われます。XML ファイルオプションを省略した場合、変更は Oracle ILOM に対して直接行われます。XML ファイルはユーザーが手動で編集できず、ilomconfig を使用してのみ変更できます。
サブコマンド
使用可能な ilomconfig のサブコマンドを次の表に示します。
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list
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Oracle ILOM の設定、ユーザー、SNMP コミュニティー、およびシステムサマリーを表示します。
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create
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ユーザーと SNMP コミュニティーを作成します。
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delete
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ユーザーと SNMP コミュニティーを削除します。
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modify
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Oracle ILOM の設定を変更します。
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import
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XML ファイルから Oracle ILOM の設定を復元します。
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export
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XML ファイルに Oracle ILOM の設定をバックアップします。
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reset
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Oracle ILOM を出荷時のデフォルトにリセットします。
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enable
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ホストと ILOM の相互接続を有効にします。
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disable
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ホストと ILOM の相互接続を無効にします。
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