このセクションには、ディスクシェルフを正しく設置して接続するためのガイドラインが記載されています。
安全上の理由のため、もっとも重い装置 (通常はディスクシェルフ) をキャビネットの下部にマウントします。ラックマウントのガイドラインについては、適切な Oracle 安全およびコンプライアンスガイドを参照してください。
現在および将来において、コントローラをディスクシェルフに配線するための最適な準備は、コントローラをキャビネットの中央にマウントすることです。またこれにより、環境が床冷却であっても天井冷却であっても最適な空気循環が得られます。
キャビネットの間に配線するためにキャビネットパネルを取り外さないでください。
システム内のディスクチェーンで、ディスクシェルフの数のバランスを保ちます。
システム内の HBA 数で、ディスクチェーン数のバランスを保ちます。たとえば、2 つの別々の HBA に 2 つのチェーンを接続する方が、1 つの HBA に 2 つのチェーンを接続するよりもパフォーマンスが向上します。
容量や回転速度の異なるディスクを、単一のディスクシェルフ内で混在させないでください。
最高のパフォーマンスを実現するため、コントローラの SAS HBA によってサポートされるディスクシェルフの最大数を使用します。たとえば、チェーン 8 つとディスクシェルフ 8 台が接続された SAS HBA 4 基のほうが、チェーン 4 つとディスクシェルフ 8 台が接続された SAS HBA 2 基よりもパフォーマンスが向上します。
パフォーマンスを最大にするには、単一のチェーンに 5 台以上の DE2-24C、DE2-24P、または DE3-24C ディスクシェルフを接続したり、単一のチェーンに 4 台以上の DE3-24P ディスクシェルフを接続したりしないでください。これは、パフォーマンスが重要であるシステムにのみ適用されます。パフォーマンスよりも容量が優先される場合は、チェーンごとに最大 6 台のディスクシェルフを使用できます。
DE3-24 ディスクシェルフ間の最大ケーブル長は 3 m です。
隣接する 2 つのキャビネットにまたがる単一チェーン内の DE3-24 ディスクシェルフ間の最大ケーブル長は、6 m です。
DE2-24 ディスクシェルフ間の最大ケーブル長は 3 m です。
Sun Disk Shelf 間の最大ケーブル長は 3 m です。
コントローラとディスクシェルフ間の最大ケーブル長は 6 m です。
ディスクシェルフは、コントローラの特定の HBA によってサポートされますが、システム内の特定の構成では組み合わせることもできます。各ディスクシェルフモデルで必要となる HBA タイプを判定するには、次の表を使用してください。
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次の表は、ソフトウェアリリース OS8.7.0 の時点で、各コントローラ構成で一緒に使用可能なディスクシェルフモデルについて説明したものです。ディスクシェルフの混在についてのガイドラインおよびオールフラッシュディスクシェルフの使用法については、Oracle ZFS Storage Appliance 配線ガイド、キャビネットおよび配線のガイドラインを参照してください。どのコントローラがどの HBA タイプをサポートするかを理解するには、コントローラ構成ごとの最大ディスクシェルフ数を参照してください。
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