段階的なユーティリティーであるこの手順を使用して、アプライアンスのネットワークインタフェース、ドメインネームサービス (DNS)、時間設定、ネームサービス、ディレクトリサービス、ストレージ、およびリモートサポートの初期構成を完了させます。この手順はスタンドアロン構成およびクラスタ化アプライアンス構成で使用できます。
クラスタ化コントローラの場合、プライマリコントローラのみを構成します。初期構成を両方のコントローラに対して別々に行わないでください。クラスタ化の詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の アプライアンスのクラスタ構成を参照してください。
始める前に
設定するインタフェースとサービスについての次の情報と、ネットワーク構成の詳細情報を収集します。
デフォルトのルーターの IP アドレス
管理インタフェースの IP アドレスとネットマスク (クラスタ化コントローラの場合は 2 つ)
データインタフェースの IP アドレスとネットマスク (クラスタ化コントローラの場合は 2 つ)
DNS/NIS/LDAP ドメイン名
DNS の IP アドレス
NIS サーバーの IP アドレス
NTP サーバーの IP アドレス
LDAP の場合:
LDAP サーバーの IP アドレス
ベース検索ドメイン名
再帰的または非再帰的検索
認証方式: 匿名、自己、またはプロキシ (特定のユーザー)
SSL/TLS の使用
何も変更せずに「コミット」をクリックして、すべての構成画面をスキップできます。最後の登録ステップで、画面をあとで完了する場合は「あとで」をクリックします。構成ユーティリティーの最初に戻るには、「保守」>「システム」に移動して、「初期セットアップ」をクリックします。
https://ipaddress:215 または https://hostname:215
ログイン画面が表示されます。
クラスタ化コントローラを構成する場合は、手順 5 に進みます。
スタンドアロンコントローラを構成する場合は、手順 6 に進みます。
3 つの実線が表示されていない場合、2 つのコントローラを接続する 3 つのクラスタケーブルが適切に接続されていて、コネクタにしっかり取り付けられていることを確認します。システムはこれらのケーブルをリアルタイムで自動的に検出します。
アプライアンス名 - ピアコントローラ名を入力します (プライマリコントローラ名と異なっている必要があります)。
root パスワード - システム構成時にアプライアンスに設定したものと同じパスワードを入力します。
パスワードの確認 - パスワードを再入力します。
マストヘッドのステータスバーに進行状況が表示されます。
詳細は、次のトピックを参照してください。
Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の ネットワーク構成の操作
Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の ネットワーク構成
管理インタフェースを今すぐ作成するには、例として次の手順を使用します。
「VNIC」- このチェックボックスを選択します。
「名前」- データリンクの名前を入力します。
詳細は、次のタスクを参照してください。
「名前」- インタフェースの名前を入力します。
「インタフェースを有効化」- インタフェースを有効化するにはこのチェックボックスを選択します。
「管理を許可」- このチェックボックスを選択するとこれが管理インタフェースとなり、ポート 215 で BUI 接続、ssh ポート 22 で CLI 接続が有効になります。
「IPv4 プロトコルを使用」または「IPv6 プロトコルを使用」- プロトコルとそのアドレスのタイプを選択し、1 つまたは複数の IP アドレスを CIDR 表記で入力します。
デフォルトゲートウェイはデフォルトのルーターの IP アドレスです。インタフェースについては、最初の管理インタフェースに割り当てたデータリンクを選択します。
クラスタ化コントローラで VNIC を使用していない場合、コントローラに割り当てられている各インタフェースにルートを作成します。詳細なルーティング情報については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の ネットワークルーティングの構成を参照してください。
「ファミリ」-「IPv4」を選択します。
「種類」-「デフォルト」を選択します。
「ゲートウェイ」- 手順 6i と同じデフォルトゲートウェイを入力します。
「インタフェース」- ルーティングを構成するインタフェースを選択します。
新しいルートがルーティングテーブルに表示されます。
詳細については、DNS Configuration in Oracle ZFS Storage Appliance Administration Guide, Release OS8.7.0を参照してください。
NTP サーバーを自動的に検出し、ネットワーク時間に一致するようにアプライアンス時間を設定するには、マルチキャストアドレスを入力します。
ネットワーク時間に一致するようにアプライアンス時間を手動で設定するには、NTP サーバー名を入力し、認証鍵を選択します。
アプライアンス (サーバー) 時間をクライアントブラウザ時間と一致するように設定するには、「同期」をクリックします。
詳細については、NTP Configuration in Oracle ZFS Storage Appliance Administration Guide, Release OS8.7.0を参照してください。
詳細については、Configuring Services in Oracle ZFS Storage Appliance Administration Guide, Release OS8.7.0を参照してください。
詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の ストレージの構成を参照してください。
Oracle サポートアカウントがない場合は、「あとで」をクリックして、Phone Home Configuration in Oracle ZFS Storage Appliance Administration Guide, Release OS8.7.0を参照してください。
「構成」>「サービス」>「フォンホーム」に移動することによって登録およびサポート画面に戻ることができます。詳細については、Phone Home Configuration in Oracle ZFS Storage Appliance Administration Guide, Release OS8.7.0を参照してください。
これにより、アクティブ - アクティブ構成が作成されます。
スタンドアロンコントローラの場合は、Oracle ZFS Storage Appliance 顧客サービスマニュアルのソフトウェアのアップグレードを参照してください。
クラスタ化コントローラの場合は、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の クラスタ管理インタフェースのロック (BUI)を参照してください。
管理インタフェースをまだ構成していない場合は、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の 管理インタフェースの構成のタスクを参照してください。
ネットワークインタフェース構成の概要については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の ネットワーク構成の操作を参照してください。
詳細な構成については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の アプライアンスの構成を参照してください。
クラスタ構成の詳細については、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の アプライアンスのクラスタ構成を参照してください。
root パスワードを変更するには、Oracle ZFS Storage Appliance 管理ガイド、Release OS8.7.0 の ユーザーパスワードの変更 (BUI)を参照してください。