DE3-24C ディスクシェルフの設置
Oracle Storage Drive Enclosure DE3-24C を設置するには、キャビネット内に 4 ラックユニット (RU) つまりラック穴 12 個分の縦スペースが必要となります。
始める前に
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設置の前提条件および ディスクシェルフの概要を確認します。
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キャビネットの転倒を防ぐために、もっとも重い装置であるディスクシェルフの積載を、常にキャビネットの下部から開始します。
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現在および将来において、ディスクシェルフをコントローラに配線するための最適な準備は、コントローラをキャビネットの中央にマウントすることです。
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M6 サイズのねじ穴付きのキャビネットに設置するためのねじは提供されていません。
 | 注意 -
この手順には、シャーシの重さのため最低 3 人またはリフティング用機械が必要です。この手順を 1 人で実行すると、機器が損傷したり、けがをする可能性があります。電源装置のハンドルを使用してシャーシを持ち上げないでください。
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キャビネットの下から順に、ラックユニット (RU) の適切な高さを求めます。
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ディスクシェルフレールキットボックスを開梱して中身を確認し、使用するラックタイプに合ったケージナットを特定します。
ケージナットパケットは 2 つあり、それぞれ角穴または丸穴のケージナットを含んでいます。各パケットには、ケージナットの位置を決定するためのテンプレートも含まれています。
注 -
この手順は、角穴ラックでのレールキットの設置方法を示したものです。丸穴ラックでも同じステップが適用されます。また、ねじ式ラックの M6 サイズの穴用のねじは用意されていません。
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1
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6 個の 10-32 7 mm 脱落防止機構付きねじ (2 個は予備)
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2
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2 本の調整可能なシェルフレール
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3
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4 個の 10-32 ケージナットを含むパケットが 2 個 (必要なのは 1 セットのみ):
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次のようにして、ディスクシェルフレールをラックに取り付けます。
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刻印されたラベル (LEFT または RIGHT) がラックの内側を向くように、レールの向きを決めます。
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レールの長さを調整し、ラックの前面と背面 [A と B] にレールがフィットするようにします。
注 -
シェルフレールが均等に設置されるよう、使用するラックレール穴に印を付けてください。
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レールの各端にあるクランプレバーを押して開いた状態にして [1]、レールの両端を対応するラック穴に挿入します [2]。
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クランプレバーを放してレールクランプをレールの上で閉じます [3]。
クランプがラックレール上の所定の位置でロックされると、カチッという音がします。
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2 つ目のレールでも a から d までのステップを繰り返します。
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ねじ 1 個をラックから各レールの後側に通して固定します。
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前面ケージナットを取り付けます。
 | 注意 -
前面ケージナットが取り付けられていないと、設置されたディスクシェルフが不安定になります。ディスクシェルフを設置する際には必ず、事前にケージナットを取り付けてください。
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テンプレートを使ってケージナットの位置を決定します [1]。
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各ラックレールの適切な穴にケージナットを 1 つずつ挿入します [2]。
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リフティング用機械を使用するか、3 人の作業員をディスクシェルフの両側と前方に配置し、ディスクシェルフを慎重に持ち上げて、左右のレールの下部にある突起に乗せます。電源装置のハンドルを使用して持ち上げないでください。
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ディスクシェルフをスライドさせてキャビネット内に注意深く押し込みます。それがレール内に完全に固定されたことを確認してください。ディスクシェルフを固定し直す場合は、いつでもシェルフを持ち上げるようにして動かします。
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4 つの脱落防止機構付きねじ [1 - 4] を使ってディスクシェルフの前面を固定します。
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ラックに設置されたディスクシェルフを輸送する場合は、後部シャーシの耳の部分 [A] にねじ [1 と 2] を取り付けます。