Go to main content

Oracle® ZFS Storage Appliance 配線ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2018 年 11 月
 
 

ZS4-4 ラック搭載システムの容量構成の概要

容量構成は大容量ディスクシェルフを利用し、基本キャビネットまたは最大 2 つの拡張キャビネットを含む基本キャビネットで使用できます。次の表に示すように、2 台の ZS4-4 コントローラと最大 28 台の Oracle Storage Drive Enclosure DE2-24C ディスクシェルフをサポートできます。

表 33  ZS4-4 ラック搭載システムの容量構成のコンポーネント
基本キャビネット
拡張キャビネット 1
拡張キャビネット 2
最大 8 台の DE2-24C ディスクシェルフ
2 台の ZS4-4 コントローラ
最大 10 台の DE2-24C ディスクシェルフ
最大 10 台の DE2-24C ディスクシェルフ

構成は次のように、2 台のディスクシェルフの倍数とハーフラック拡張を使って提供されます。2 ディスクシェルフ (最小)、4、6、8、10、12、13 (ハーフラック)、14、16、18、20、22、23 (ハーフラック)、24、26、および 28 (最大)。

各 ZS4-4 コントローラは 2 基、3 基、または 4 基の SAS HBA カードをサポートしています。拡張キャビネット内のディスクシェルフをサポートするには、4 基の SAS HBA カードを各 ZS4-4 コントローラに取り付ける必要があります。

それぞれ 4 基の SAS HBA を含むクラスタ化 ZS4-4 コントローラの場合、次の要素から成る高可用性構成がサポートされます。

  • ディスクチェーンあたりのディスクシェルフ数 2 台の、基本キャビネット内の 4 つのチェーン (合計 8 台のディスクシェルフ) および

  • 1 つから 2 つの拡張キャビネット。各キャビネットは、ディスクチェーンあたりの最大ディスクシェルフ数 5 台のチェーンを 2 つサポートするため、拡張キャビネットが 1 つの場合は合計 10 台のディスクシェルフ、2 つの場合は 20 台のディスクシェルフになります。

キャビネットは自己完結型であり、必要な配線方法に従って事前配線されています。将来のシステム拡張計画にも使用できる、事前ラック搭載済みシステムの配線の表および図は、ZS4-4 ラック搭載システムの容量構成のための配線の表および図のセクションにあります。

各キャビネットには 42 台のラックユニット (RU) が含まれ、いちばん下が RU01 です。各 ZS4-4 コントローラは 3 ラックユニットを占め、その場所はいちばん下のラックユニット番号によって参照されます。いちばん上のコントローラはコントローラ 1 と呼ばれ、基本キャビネット内の RU20 にあり、いちばん下のコントローラは RU17 にあるコントローラ 0 です。次の図に、各 HBA カードのスロット番号、および各カードのポート番号を示します。

図 727  ZS4-4 コントローラ HBA スロット番号 (背面図)

image:ZS4-4 のバックパネルと HBA スロット番号

各 DE2-24C ディスクシェルフは 4 台のラックユニットを占め、ディスクシェルフは安定性のためにキャビネットの下部からラックに搭載されます。したがって、最初のディスクシェルフは RU01 内に、2 番目は RU05 内に、という具合になります。次の図に示すように、DE2-24C ディスクシェルフには 2 つの I/O モジュール (IOM) があり、それぞれ 3 つのポートがあります。コントローラ 1 はポート 0 を使用し、コントローラ 0 はポート 2 を使用します。どの配線構成でも、ポート 1 は決して使用されません。

図 728  DE2-24C ディスクシェルフ HBA 接続 (背面図)

image:ストレージドライブエンクロージャー DE2-24C のバックパネルと HBA 接続