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Oracle® Solaris 11.3 デスクトップユーザーズガイド

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 10 月
 
 

スクリーンセーバー

スクリーンセーバーとは、画面が使用されていないときに画面上の画像を置き換えるアプリケーションのことです。Oracle Solaris デスクトップのスクリーンセーバーアプリケーションは、XScreenSaver です。以降のセクションでは、XScreenSaver アプリケーションの設定を行う方法、およびスクリーンセーバーで使用可能な表示を変更する方法について説明します。

このセクションでは、スクリーンセーバーの設定を行う方法について説明します。このセクションでは、スクリーンセーバーで使用可能な表示を変更する方法に関する情報も提供します。

スクリーンセーバー設定の設定

デフォルトのスクリーンセーバー設定は、/usr/share/X11/app-defaults/XScreenSaver ファイルに格納されます。スクリーンセーバー設定ツールを起動するには、/usr/bin/ ディレクトリから xscreensaver-demo コマンドを実行します。「システム」メニューから「スクリーンセーバー」設定ツールを起動するには、「システム」->「設定」->「スクリーンセーバー」を選択します。

すべてのユーザーのデフォルトスクリーンセーバー設定

すべてのユーザーのデフォルトスクリーンセーバー設定を行うには、XScreenSaver ファイルを変更します。または、XScreenSaver ダイアログを使って $HOME/.xscreensaver ファイルを作成してから、XScreenSaver ファイルの場所にファイルをコピーします。

ユーザーのデフォルトスクリーンセーバー設定の復元

ユーザーのデフォルト設定を復元するには、ユーザーのホームディレクトリから $HOME/.xscreensaver ファイルを削除します。$HOME/.xscreensaver ファイルがない場合は、システムは XScreenSaver ファイル内のデフォルト設定を使用します。


注 - XScreenSaver アプリケーションのデフォルト表示動作は、空の画面を表示することです。

スクリーンセーバー設定への変更を有効にするには、次のコマンドを使ってスクリーンセーバー設定を再読み込みします。

# xscreensaver-command -restart

スクリーンセーバー設定の変更

スクリーンセーバーアプリケーション設定を変更するには、「スクリーンセーバー」設定ツールを使用できます。スクリーンセーバー設定を変更すると、設定はユーザーのホームディレクトリの $HOME/.xscreensaver ファイル内に格納されます。

スクリーンセーバーのルック&フィールの変更

XScreenSaver ファイルと $HOME/.xscreensaver ファイルには、スクリーンセーバー表示のリストが含まれています。スクリーンセーバーアプリケーションでは、1 つ以上のスクリーンセーバー表示を選択できます。

スクリーンセーバー表示を追加する方法

  1. 表示用の実行可能ファイルを /usr/lib/xscreensaver/hacks/ ディレクトリにコピーします。
  2. スクリーンセーバー表示用のコマンドを XScreenSaver ファイルまたは $HOME/.xscreensaver ファイルに追加します。

    スクリーンセーバー表示をウィンドウ内ではなく画面全体で実行するには、適切な引数を含めてください。たとえば、スクリーンセーバー表示が画面全体で表示する場合は、–root オプションを含めることができます。

スクリーンセーバー表示の無効化

Sun Ray クライアントのすべてのユーザーのスクリーンセーバー表示を無効にするには、次のコマンドを入力します。

# pkg uninstall 'desktop/xscreensaver/hacks*'

注 - XScreenSaver アプリケーション用の PAM (Pluggable Authentication Modules) サービス名は、dtsession です。この名前は、以前のアプリケーションとの互換性のために使用されています。