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Oracle® Solaris 11.3 デスクトップユーザーズガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

セッションの設定

「自動起動するアプリ」設定ツールでは、セッションを管理できます。セッション設定を行なったり、セッション開始時にどのアプリケーションを起動するかを指定したりできます。Oracle Solaris デスクトップ上のアプリケーションの状態を保存して、別のセッションを開始するときに状態を復元するように、セッションを構成できます。この設定ツールを使って複数の GNOME セッションを管理することもできます。

次の機能領域の設定をカスタマイズできます。

  • セッションオプション

  • 自動起動するプログラム

複数のセッションを管理したり、現在のセッションの設定を行なったりするには、「オプション」タブを使用します。次の表に、変更可能なセッションオプションの一覧を示します。

表 37  セッションオプション
ダイアログ要素
説明
ログアウト時に実行中のアプリを自動的に記憶しておく
ログアウトするときにセッションマネージャーがセッションの状態を保存する場合は、このオプションを選択します。ログアウトするときに、セッションが管理するアプリケーションのうち開いているものと、セッションが管理するそれらのアプリケーションに関連付けられた設定をセッションマネージャーが保存します。セッションを次回開始する際に、保存された設定を使ってアプリケーションが自動的に起動します。
現在実行中のアプリを記憶しておく
セッションマネージャーがセッションの現在の状態を保存する場合は、このオプションを選択します。セッションが管理するアプリケーションのうち開いているものと、セッションが管理するそれらのアプリケーションに関連付けられた設定をセッションマネージャーが保存します。セッションを次回開始する際に、保存された設定を使ってアプリケーションが自動的に起動します。

起動アプリケーションの構成

セッションが管理しない自動起動するアプリケーションを指定するには、「自動起動するアプリ」設定ツールの「自動起動するプログラム」タブを使用します。起動アプリケーションとは、セッション開始時に自動的に起動するアプリケーションのことです。セッションが管理しないアプリケーションを実行するコマンドは、「自動起動するプログラム」タブで指定します。コマンドはログインすると自動的に実行されます。

セッションが管理するアプリケーションも自動的に起動できます。詳細については、Setting Session Preferencesを参照してください。

起動アプリケーションを追加、編集、または削除できます。

  • 起動アプリケーションを追加するには、「追加」ボタンをクリックします。「自動起動するプログラムの追加」ダイアログが表示されます。アプリケーションの名前を「名前」フィールドに入力します。次に、アプリケーションを起動するコマンドを「コマンド」フィールドに入力します。「コメント」フィールドにコメントを指定することもできます。

  • 起動アプリケーションを編集するには、起動アプリケーションを選択してから「編集」ボタンをクリックします。「自動起動するプログラムの編集」ダイアログが表示されます。起動アプリケーションのコマンドや起動順を変更します。

  • 起動アプリケーションを削除するには、起動アプリケーションを選択してから「削除」ボタンをクリックします。