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Oracle® Solaris 11.3 デスクトップユーザーズガイド

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ハードウェアの設定

このセクションでは、設定可能なモニターおよびサウンド構成について説明します。

「モニター」設定ツール

コンピュータが使用するモニターを構成するには、「モニター」設定ツールを使用します。


注 - ほとんどのラップトップキーボードでは、「モニターの設定」を起動することなく、キーの組み合わせ Fn+F7 を使っていくつかの標準モニター構成を切り替えることができます。

「モニター」設定ツールを表示するには、「システム」 -> 「設定」 -> 「モニター」を選択します。

モニターの配置方法を設定するには、ウィンドウの左上部分でモニターのグラフィカル表現をドラッグします。「モニターの設定」には、どの四角形がどのモニターに対応しているかを見分けやすいように、各モニターの左上隅に小さいラベルが表示されています。

「モニターの設定」で行う変更は、「適用」ボタンをクリックするまで適用されません。変更を確定しない場合は、設定は以前の設定に戻ります。これは、不正なディスプレイ設定によってコンピュータが使用できなくなるのを防ぐためです。

次の表では、モニター設定について説明します

表 33  モニターの設定
ダイアログ要素
説明
すべてのモニターで同じ画像
このオプションを選択すると、デスクトップ全体が 1 つのモニターにいっぱいになり、すべてのモニターにデスクトップの同じコピーが表示されます。選択しない場合は、デスクトップは複数のモニターにまたがって表示され、各モニターにはデスクトップ全体の一部だけが表示されます。
モニターの検出
最近追加またはプラグインされたモニターを検索します。
モニターをパネルに表示する
「モニター」設定ツールを開かずに特定の設定をすばやく変更できるアイコンをパネルに追加します。

次のリストでは、モニターごとに設定可能なオプションについて説明します。現在選択されているモニターは、グラフィカル表現が太字の黒い枠線で囲まれています。セクションラベルの背景色によっても示されます。

  • 有効/無効 – 個々のモニターは、「無効」を選択することで完全に無効にできます。

  • 解像度 – 現在選択されているモニターで使用する解像度を決定します。解像度とは、画面のピクセル寸法のことです。解像度が高いほど画面に収まる項目の数も増えますが、すべてが小さくなります。

  • リフレッシュレート – 現在選択されているモニターで使用するリフレッシュレートを決定します。リフレッシュレートによって、コンピュータが画面を再描画する頻度が決まります。リフレッシュレートが低すぎると (60 未満)、モニターがちらつき、視覚的な不快感を感じる場合があります。LCD ディスプレイでは、この問題があまり目立たなくなります。

  • 回転 – 現在選択されているモニターの回転を決定します。このオプションは、すべてのグラフィックスカードでサポートされているわけではありません。

「サウンド」設定ツール

「サウンド」設定ツールでは、サウンド入力および出力のデバイスや音量を制御できます。特定のイベントが発生したときにどのサウンドが再生されるかを指定することもできます。

「サウンド」設定ツールを表示するには、「システム」 -> 「設定」 -> 「サウンド」を選択します。

次の機能領域の設定をカスタマイズできます。

  • 再生

  • 録音

  • サウンドテーマ

ほとんどのコンピュータには、サウンドの録音と再生の両方を制御するオーディオデバイスが 1 つだけ含まれています。コンピュータに複数のオーディオデバイスがある場合は、ウィンドウ上部の「デバイス」ドロップダウンリストを使用することでそれらを切り替えることができます。

再生の設定

サウンド出力の設定を行うには、「再生」タブを使用します。次の表に、変更可能な録音設定の一覧を示します。

表 34  再生の設定
ダイアログ要素
説明
音量
全体的な出力音量を制御します。
スライダのリンクボタン
すべてのスライダを同じ値に設定し、どれか 1 つのスライダが動いたときにそれらを一緒に動かします。
「ミュート」ボタン
現在の音量レベルを変えずに、すべてのサウンドを一時的に抑制します。

注 - スピーカアイコン (パネルの通知領域に表示) を使って出力音量を制御することもできます。

コンピュータのサウンドカードや接続されているデバイスによっては、サウンド出力を制御できるほかのスライダ、チェックボックス、またはリストが「再生」タブに表示されることもあります。「設定」ボタンをクリックすることで、どのコントロールをタブに表示するかを選択できます。

録音設定

サウンド入力の設定を行うには、「録音」タブを使用します。次の表に、変更可能な録音設定の一覧を示します。

表 35  録音設定
ダイアログ要素
説明
録音
サウンド入力レベルを制御します。
ゲイン
録音入力に適用される増幅量を制御します。
スライダのリンクボタン
すべてのスライダを同じ値に設定し、どれか 1 つのスライダが動いたときにそれらを一緒に動かします。
「ミュート」ボタン
現在の入力レベルを変えずに、すべての入力を一時的に抑制します。

コンピュータのサウンドカードや接続されているデバイスによっては、サウンド入力の制御を可能にするその他のスライダ、チェックボックス、またはリストが「録音」タブに表示されることもあります。「設定」ボタンをクリックすることで、どのコントロールをタブに表示するかを選択できます。

サウンドテーマ設定

サウンドテーマとは、ダイアログを開いたり、ボタンをクリックしたり、メニュー内の項目を選択したりなど、さまざまなイベントに関連付けられたサウンド効果の集まりのことです。もっとも重要なイベントサウンドの 1 つは、キーボード入力エラーを示すために再生されることの多いシステム警告サウンドです。サウンドテーマを選択したりベルサウンドを変更したりするには、「サウンド」設定ツールの「サウンドのテーマ」タブを使用します。

次の表に、変更可能なサウンド効果設定の一覧を示します。

表 36  サウンド効果設定
ダイアログ要素
説明
サウンドテーマ
サウンドテーマを決定します。
すべてのイベントサウンドをオフにするには、「なし」を選択します。
「警告音を選択してください」リスト
システムベル用のサウンドを決定します。
リスト要素を選択すると、サウンドが再生されます。
ウィンドウとボタンの音を鳴らす
ウィンドウ関連イベント (ダイアログやメニューの表示) やボタンクリックのサウンドを聞く必要がない場合は、このオプションの選択を解除します。

アプリケーションサウンド設定

個々のアプリケーションで再生されるサウンドの音量を制御するには、「アプリケーション」タブを使用します。現在サウンドを再生している各アプリケーションは、名前とアイコンで識別されます。