1. Oracle Database Applianceの概要
7. サーバー・ノードのトラブルシューティングとOracle ILOMのデフォルト値のリストア
8. 「Preboot」メニューを使用したOracle ILOMの問題解決
editコマンドを使用して「Preboot」メニューを構成する
シリアル・コンソールへのOracle ILOMアクセスのリストア
「Preboot」メニューを使用してシリアル・コンソールへのOracle ILOMアクセスをリストアする
「Preboot」メニューを使用してOracle ILOM構成をリセットする
「Preboot」メニューを使用してSPファームウェア・イメージをリカバリする
「Preboot」メニューにアクセスするには、SPを起動して、起動プロセスに割り込む必要があります。
SP起動プロセスに割り込むには、次の2つの方法があります。
SPの起動時に位置特定ボタンを押して手動で行います。
ブートストラップ・プロセスの一時停止中にxyzzyと入力します。
最初の方法の場合、サーバーに物理的にアクセスできる必要があります。2番目の方法は、リモートで実行できます。
ただし、次のことに注意してください。
端末または端末エミュレータを使用する必要があります。SSHまたはRKVMSセッションは使用できません。
「Preboot」メニューの設定の一部を最初に構成する必要があり、それらを構成するまでは、位置特定ボタンを使用する必要があります。これについては、「editコマンドを使用して「Preboot」メニューを構成する」に説明されています。
操作を開始する前に
「Preboot」メニューは9600ボーでのみ実行されます。これは変更できません。
「Preboot」メニューを使用する前に、他のすべてのデバイスを9600ボーに設定する必要があります。
注意 - Oracle ILOMをオープンできる場合は、「Check Physical Presence」が無効化されていて(「no」に設定されている)、起動遅延によって起動プロセスに割り込めるだけの十分な時間が確保されていることを確認します。詳細は、Oracle ILOMのドキュメントを参照してください。
シリアル接続を使用してOracle ILOMにログインする方法の詳細は、3.0 Oracle ILOMのドキュメントを参照してください。
コマンドラインから次のように入力します。
-> reset /SP
サーバーの電源をオフにします。詳細は、サーバーのインストール・ドキュメントまたは管理ドキュメントを参照してください。
SPが再起動し、画面上をメッセージがスクロールし始めます。
サーバー・フロント・パネル上の位置特定ボタンを、「Preboot」メニューが表示されるまで押し続けます。
次のメッセージが表示されたら、xyzzyと入力します。
Booting linux in n seconds...
このメッセージが表示されない場合、または表示されてすぐに消える場合、位置特定ボタンを使用して「Preboot」メニューにアクセスし、次の値を設定します。
check_physical_presenceをnoに設定する必要があります。
bootdelayの設定はオプションですが、大きい値を指定するとxyzzyの入力に多くの時間が確保されます。
Oracle ILOMの「Preboot」メニューが、次に示すように表示されます。
Booting linux in 10 seconds... ILOM Pre-boot Menu ------------------ Type "h" and [Enter] for a list of commands, or "?" [Enter] for command-line key bindings. Type "h cmd" for summary of ’cmd’ command. Warning: SP will warm-reset after 300 seconds of idle time. Set ’bootretry’ to -1 to disable the time-out. Preboot>
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