1. Oracle Database Applianceの概要
7. サーバー・ノードのトラブルシューティングとOracle ILOMのデフォルト値のリストア
8. 「Preboot」メニューを使用したOracle ILOMの問題解決
シリアル・コンソールへのOracle ILOMアクセスのリストア
フロント・パネルの電源ボタンまたはOracle ILOMコマンドライン・インタフェース(CLI)を使用して、どちらかのサーバー・ノードを停止できます。それぞれの方法に、正常な停止および緊急停止オプションが用意されています。
![]() | 注意 - 緊急停止を行うと、データの損失およびファイルシステムの破損が発生することがあります。緊急でないかぎり、必ず正常な停止を使用してください。 |
サーバー・ノードを停止したら、システムの電源を切断することができます。
サーバー・ノードを停止してシステム・シャーシの電源を切るには、次の項目を参照してください。
サーバー・ノードをシステム・シャーシから取り外す前に、サーバー・ノードを停止する必要があります。
正常な停止: サーバー・ノードのフロント・パネルの左下隅にある凹型の電源ボタンを押して放します(次の図を参照[1])。Advanced Configuration and Power Interface (ACPI)によって、順序立ったシステムの停止が実行されます。
緊急停止: 主電源が切れ、サーバー・ノードがスタンバイ電源モードになるまで、サーバー・ノードのフロント・パネルの左下隅にある凹型の電源ボタンを少なくとも5秒間押し続けます(次の図を参照[1])。
![]() | 注意 - 緊急停止を行うと、すべてのアプリケーションとファイルは、変更が保存されずに突然終了されます。ファイル・システムの破損が発生する可能性があります。 |
サーバー・ノードが停止すると、サーバー・ノードのフロント・パネルの電源/OK LED [2]が点滅し、サーバー・ノードがスタンバイ電源モードであることを示します。
$ssh username@ipaddress
usernameはユーザーID、ipaddressはOracle ILOMのIPアドレスです。
デフォルトのユーザー名はroot、デフォルトのパスワードはchangemeです。
正常な停止の場合、次のように入力します。
-> stop /SYS
サーバー・ノードは正常に停止します。
緊急停止の場合、次のように入力します。
-> stop -f /SYS
サーバー・ノードはただちに停止します。
![]() | 注意 - 緊急停止を行うと、すべてのアプリケーションとファイルは、変更が保存されずに突然終了されます。ファイル・システムの破損が発生する可能性があります。 |
両方のサーバー・ノードを停止すると、システムはスタンバイ電源モードになります。
「サーバー・ノードの停止」を参照してください。
システムから電源コードを外すことにより、システムの電源が完全に切断されます。