Oracle® Solaris Cluster ソフトウェアのインストール

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更新: 2014 年 9 月
 
 

メディエータホストを追加する方法

構成に二重列メディエータが必要な場合は、以下の手順を実行します。

  1. ある二重列ディスクセットで 3 つ目のメディエータホストを使用するが、そのホストではまだディスクセットが構成されていない場合、/etc/group ファイルを変更し、ダミーのディスクセットを作成します。
    1. /etc/group ファイルの sysadmin グループに、エントリ root を追加します。
    2. metaset コマンドを使用してダミーのディスクセットを作成します。
      phys-schost-3# metaset -s dummy-diskset-name -a -h hostname
      –s dummy-diskset-net

      ダミーディスクセットの名前を指定します。

      –a

      ディスクセットに追加します。

      –h hostname

      ノードの名前を指定します。

  2. メディエータホストを追加するディスクセットを現在マスターとしているノードで、root 役割になります。
  3. ディスクセットに接続されている各ノードを、そのディスクセットのメディエータホストとして追加します。
    phys-schost# metaset -s setname -a -m mediator-host-list
    –s setname

    ディスクセット名を指定します。

    –m mediator-host-list

    ディスクセットのメディエータホストとして追加するノードの名前を指定します。

    metaset コマンドのメディエータ固有のオプションの詳細は、mediator(7D) のマニュアルページを参照してください。

使用例 4-6  メディエータホストの追加

次の例では、ノード phys-schost-1phys-schost-2 をディスクセット dg-schost-1 のメディエータホストとして追加します。必要に応じて、このコマンドを 3 回目にメディエータホストに対して繰り返します。 すべてのコマンドはメディエータホストを追加するディスクセットをマスターするノードから実行します (この例では phys-schost-1)。

phys-schost# metaset -s dg-schost-1 -a -m phys-schost-1
phys-schost# metaset -s dg-schost-1 -a -m phys-schost-2
phys-schost# metaset -s dg-schost-1 -a -m phys-schost-3

次のステップ

メディエータデータのステータスを確認します。不正なメディエータデータをチェックして修正する方法に進みます。