始める前に
作成する予定のディスクセットが次の条件の 1 つに適合する必要があります。
ディスクセットが正確に 2 つのディスク列で構成されている場合、そのディスクセットは、正確に 2 つのノードに接続して、2 つまたは 3 つのメディエータホストを使用する必要があります。 これらのメディエータホストには、ディスクセットを含む格納装置に接続される 2 つのホストが含まれている必要があります。 二重列メディエータを構成する方法の詳細については、二重列メディエータの構成を参照してください。
ディスク列を 3 つ以上構成する場合、任意の 2 つのディスク列 S1 と S2 のディスク数の合計が 3 番目のディスク列 S3 のドライブ数よりも多いことを確認します。この条件を式で表すと、count(S1) + count(S2) > count(S3) となります。
このコマンドは、すべてのノードで同時に実行できます。
phys-schost# cldevice populate
詳細は、cldevice(1CL) のマニュアルページを参照してください。
このコマンドは、1 つのノードからのみ実行されても、リモートからすべてのノードで実行されます。コマンドが処理を終了したかどうかを確認するには、クラスタの各ノードで次のコマンドを実行します。
phys-schost# ps -ef | grep scgdevs
手順については、状態データベースのレプリカを作成するにはを参照してください。
次のコマンドは、ディスクセットを作成し、そのディスクセットを Oracle Solaris Cluster デバイスグループとして登録します。
phys-schost# metaset -s setname -a -h node1 node2
ディスクセット名を指定します。
ディスクセットを追加 (作成)します。
ディスクセットをマスターとするプライマリノードの名前を指定します。
ディスクセットをマスターとするセカンダリノードの名前を指定します。
phys-schost# cldevicegroup sync device-group-name
データのレプリケーションについては、Oracle Solaris Cluster システム管理 の第 4 章データレプリケーションのアプローチを参照してください。
phys-schost# metaset -s setname
phys-schost# cldevicegroup set -p name=value device-group
デバイスグループのプロパティーを指定します。
プロパティーの名前を指定します。
プロパティーの値または設定を指定します。
デバイスグループの名前を指定します。デバイスグループ名は、ディスクセット名と同じです。
デバイスグループのプロパティーについては、cldevicegroup(1CL)を参照してください。
次のコマンドでは、2 つのディスクセット dg-schost-1 と dg-schost-2 が作成され、ノード phys-schost-1 と phys-schost-2 が潜在的プライマリノードとして指定されます。
phys-schost# metaset -s dg-schost-1 -a -h phys-schost-1 phys-schost-2 phys-schost# metaset -s dg-schost-2 -a -h phys-schost-1 phys-schost-2
次のステップ
ディスクセットにドライブを追加します。ディスクセットへのドライブの追加に進みます。