1 Oracle ZFS Storage Appliance の概要
プロジェクトレベルのレプリケーションとシェアレベルのレプリケーションの比較
レプリケーションを逆向きにする - 障害からの回復のシミュレート
レプリケーションピア (このコンテキストでは単にピアとも呼ぶ): レプリケーションソースまたはレプリケーションターゲットとして構成されている ZFS Storage Appliance。
レプリケーションソース (単にソースとも呼ぶ): 別の ZFSSA ピア (ターゲット) にレプリケーションするデータを保存している ZFSSA ピア。個々の ZFSSA は、ソースにもターゲットにもなり得ますが、特定のレプリケーションアクションのコンテキストではどちらか一方になります。
レプリケーションターゲット (単にターゲットとも呼ぶ): 別の ZFSSA ピア (ソース) からレプリケートされるデータを受け取って保存する ZFSSA ピア。この用語は、別の ZFSSA へのレプリケーションを可能にする、ZFSSA 上の構成オブジェクトを指すこともあります。
レプリケーショングループ (単にグループとも呼ぶ): 1 単位としてレプリケートされる一連のデータセット (正確に 1 つのプロジェクトといくつかのシェア)。プロジェクトレベルのレプリケーションとシェアレベルのレプリケーションの比較 を参照してください。
レプリケーションアクション (単にアクションとも呼ぶ): プロジェクトまたはシェア、ターゲット ZFSSA 、およびポリシーオプション (更新の送信頻度、ワイヤ上でのデータの暗号化の有無など) を指定する、ソース ZFSSA 上の構成オブジェクト。
パッケージ: ターゲット側でアクションに相当するもの。特定のソースから特定のアクションの一環としてレプリケートされるデータを管理する、ターゲット ZFSSA 上の構成オブジェクト。ソース ZFSSA 上の各アクションには、ターゲット ZFSSA 上の正確に 1 つのパッケージが関連付けられます。逆も同様です。どちらかのオブジェクトが失われた場合は、アクションとパッケージのペア (および完全なレプリケーション更新) を新たに作成する必要があります。
完全同期 (完全更新とも呼ぶ): プロジェクトとそのいくつかのシェアの内容全体を送信するレプリケーション操作。
増分更新: 前回の更新 (完全更新か増分更新) 以降にプロジェクトとそのシェアに発生した差分だけを送信するレプリケーション操作。