Oracle® Solaris 11.2 でのデバイスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

デバイス情報が作成される方法

システムがブートされると、デバイス階層が作成されて、システムに接続されたすべてのデバイスが表示されます。カーネルは、このデバイス階層情報を使用して、ドライバを該当するデバイスに対応づけます。また、カーネルは、特定の操作を実行するドライバへの一連のポインタを提供します。

デバイスの階層は、次で構成されています。

  • /devices ディレクトリ – システム上のすべてのデバイスの名前空間。このディレクトリは、実際のバスとデバイスのアドレスから成る「物理」デバイスを表します。このディレクトリは devfs ファイルシステムによって管理されます。

  • /dev ディレクトリ – 論理デバイス名の名前空間。このディレクトリは dev ファイルシステムによって管理されます。

devfsadm コマンドは、次の操作を実行することによって、システムデバイスを管理します。

  • システム内のすべてのドライバを読み込んで、使用できるすべてのデバイスインスタンスに接続を試みます。

  • デバイスファイルを /devices ディレクトリに作成し、論理リンクを /dev ディレクトリに作成します。

  • path_to_inst インスタンスデータベースを保守します。

devfsadmd デーモンは、動的再構成イベントまたはファイルシステムへのアクセスに対応して、/dev および /devices ディレクトリを自動的に更新します。このデーモンは、システムのブート時にサービス管理機能によって起動されます。