Oracle® Solaris 11.2 でのデバイスの管理

印刷ビューの終了

更新: 2014 年 7 月
 
 

USB オーディオデバイスに関する問題のトラブルシューティング

ドライバを適用し、音量も上げているのに、USB スピーカから音が出ないことがあります。デバイスをホットプラグしても、この動作が変わらない場合があります。

サウンドを復元するには、USB スピーカーの電源を再投入します。

オーディオデバイスの所有権について

USB オーディオデバイスを差し込む時にコンソールにログインしていると、コンソールが /dev/* エントリの所有者になります。このため、ログインしたままであれば、そのオーディオデバイスを使用できます。ログインしていない場合は、root がデバイスの所有者となります。ただし、その後にコンソールにログインして USB オーディオデバイスにアクセスしようとすると、デバイスの所有権はコンソールに変更されます。詳細は、logindevperm(4) のマニュアルページを参照してください。

リモートログインでは、この動作は異なります。リモートからデバイスにアクセスを試みた場合、所有権は変更されないため、デバイスはセキュアです。たとえば、権限のないユーザーが、ほかの人の所有するマイクを通して行われる会話をリモートで聞くことはできません。

オンボードのオーディオデバイスに戻すときの問題

USB デバイスを取り外したあとに、/dev/audio/dev/sound/0 を指していない場合があります。このエラーは、オンボードのオーディオデバイスをプライマリオーディオデバイスとして使用するようにシステムが戻っていないことを示しています。次のいずれかの回避方法を実行します。

  • システムをシャットダウンして、boot -r コマンドを使用します。

  • root として devfsadm –i コマンドを発行します。