Oracle® Solaris 11.2 でのデバイスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

リムーバブルメディアについて

リムーバブルメディアサービスによってリムーバブルメディアへのアクセスが可能になりますが、手動のマウントとは異なり、管理権利は必要ありません。

メディアにファイルシステムとラベルが含まれる場合、/media/pathname マウントポイントの名前にメディアラベル名が使用されます。ラベルが存在しない場合は、ディスクのモデル名がメディアの名前に使用されます ( /media/cdrom など)。汎用的なニックネームは、レガシーシンボリックリンクにのみ使用されます。たとえば、/rmdisk/rmdisk0 のようになります。

システムに複数の種類のリムーバブルメディアデバイスがある場合は、そのアクセスポイントについて、次の表を参照してください。

表 14-1  リムーバブルメディア上のデータにアクセスする方法
メディア
ラベルが付いていないメディアのパス名
ラベルが付いているメディアのパス名の例
ハードディスク
/media/usb-disk またはレガシーパス /rmdisk/rmdisk0
/media/00JB-00CRA0
DVD
/media/cdrom
/media/Oracle_Solaris-n-Live-X86

システムにマウントされているメディアを識別するには、rmmount –l コマンドを使用します。例:

# rmmount -l
/dev/dsk/c5t0d0p0       rmdisk6,/media/FD-05PUB
/dev/dsk/c4t0d3p0       rmdisk5,/media/223UHS-SD-MMC
/dev/dsk/c2t0d0s2       cdrom1,cd1,sr1,Oracle_Solaris-11_1-AI-SPARC,  \
                           /media/Oracle_Solaris-11_1-AI-SPARC
/dev/dsk/c3t0d0p0       rmdisk2,/media/00JB-00CRA0

この出力例では、次のデバイスがマウントされています。

  • /dev/dsk/c5t0d0p0 – USB フロッピーディスク

  • /dev/dsk/c4t0d3p0 – USB カードリーダー内の CF カード

  • /dev/dsk/c2t0d0s2 – DVD-ROM

  • /dev/dsk/c3t0d0p0 – リムーバブル USB ディスク