ディスクを識別するには、format コマンドを発行して Format ユーティリティーを起動します。このコマンドは、次の例のようにシステム上のディスクを表示します。
# format AVAILABLE DISK SELECTIONS: 0. c2t0d0 <SUN36G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@0,0 /dev/chassis/J4200@RACK10:U24-25/SCSI_Device__0/disk 1. c2t1d0 <SUN72G cyl 14087 alt 2 hd 24 sec 424> /pci@1c,600000/scsi@2/sd@1,0 /dev/chassis/J4200@RACK10:U24-25/SCSI_Device__1/disk Specify disk (enter its number):
このコマンドは、AVAILABLE DISK SELECTIONS の下に認識されているディスクのリストを表示します。この例の最初のエントリを見ると、ディスク 0 またはターゲット 0 は 2 番目の SCSI ホストアダプタ (scsi@2) に接続されています。また、そのホストアダプタは 2 番目の PCI インタフェース (/pci@1c,600000/...) に接続されています。ディスクの物理デバイス名と論理デバイス名は、括弧 <> 内に示される商品名 SUN36G に対応しています。
この関連付けによって、どの論理デバイス名がシステムに接続されたディスクを表しているかを識別できます。論理デバイス名と物理デバイス名については、デバイス名の命名規則を参照してください。
ディスクの中には商品名を持たないものもあります。この場合は、このユーティリティーを使用してディスクにラベルを付け、必要に応じて、タイプを識別します。ディスクラベルの作成を参照してください。
ワイルドカードを使用して、ディスクの情報を表示できます。たとえば、前の出力例のコントローラ 0 に接続されているディスクを表示するには、次のコマンドを入力します。
# format /dev/rdsk/c2t*
Format ユーティリティーがディスクを認識しない場合は、ディスクのハードウェアドキュメントを確認して、システムにディスクを接続します。または、次のセクションの代替の手順を使用してディスクを識別します。