Oracle® Solaris 11.2 でのデバイスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

PCI のホットプラグ操作のトラブルシューティング

PCI のホットプラグ操作を実行しているときに、次のエラーメッセージが表示される場合があります。

  • ホットプラグ対応ポートに接続されたデバイスの保守状態に関するエラー

    /pci@0,0/pci10de,5d@e <pci.a,1> (MAINTENANCE)
    .
    .
    ./pci@0,0/pci108e,534a@d <pci.0,0> (MAINTENANCE-SUSPENDED)

    これらのメッセージは、障害イベントまたは保守操作が発生したことを示しています。MAINTENANCE 状態は、使用されているデバイスが、完全には動作していないことを意味します。MAINTENANCE-SUSPENDED 状態は、保守操作 (デバイスのハードウェアの再構成など) のためにデバイスがライブサスペンドしていることを意味します。

  • サービスを利用できないことに関するエラー

    ERROR: hotplug service is not available.

    このメッセージは、ホットプラグサービスが無効にされていて、ホットプラグ操作を実行できないことを意味しています。hotplug コマンドを使用するには、svc:/system/hotplug:default が実行されている必要があります。

  • 接続の表示の問題に関するエラー

    ERROR: there are no connections to display.
    (See hotplug(1m) for more information.)

    このメッセージは、サポートされる入出力バスがシステムにないことを意味しています。これは、ホットプラグ対応のほかの入出力デバイスがシステムに存在するが、それらのデバイスの管理には hotplug コマンドではなく cfgadm コマンドを使用する必要があることを意味する場合があります。

  • ビジー状態のリソースに関するエラー

    # hotplug uninstall /pci@400/pci@1/pci@0/pci@4 pci.0,0
    ERROR: devices or resources are busy.
    ethernet@0,81:
    ...

    このメッセージは、依存している IOV 仮想機能がビジー状態であるときに、IOV 仮想機能の依存ポートをアンインストールしていることを意味しています。