Oracle® Solaris 11.2 でのデバイスの管理

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更新: 2014 年 7 月
 
 

InfiniBand デバイスでの uDAPL API の使用

uDAPL (User Direct Access Programming Library) は、データセンターアプリケーションのデータメッセージングのパフォーマンス、および RDMA (Remote Direct Memory Access) に対応した InfiniBand などの相互接続のスケーラビリティーと信頼性を向上させる標準 API です。uDAPL インタフェースは、DAT Collaborative (http://www.datcollaborative.orghttp://www.datcollaborative.org) によって定義されています。

    Oracle Solaris には uDAPL の次の機能が含まれています。

  • 標準の DAT レジストリライブラリ libdat。詳細は、libdat(3LIB) のマニュアルページを参照してください。

  • 標準のサービスプロバイダ登録ファイル dat.conf。詳細は、dat.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

  • 複数のサービスプロバイダのサポート。これにより、各プロバイダが uDAPL ライブラリパスやバージョン番号などを独自の service_provider.conf ファイルで指定できます。詳細は、service_provider.conf(4) のマニュアルページを参照してください。

  • datadm コマンド。これは dat.conf を構成するための管理ツールです。詳細は、datadm(1M) のマニュアルページを参照してください。

  • 新しいリソース制御プロパティー project.max-device-locked-memory。ロックされる物理メモリーの量を調節します。

  • アドレス解決に IP インフラストラクチャーを活用する IPv4 アドレスまたは IPv6 アドレスを使った命名方式。IPv4 での ARP や IPv6 での近隣探索などが含まれます。Solaris uDAPL インタフェースアダプタは、IPoIB デバイスインスタンスに直接対応づけられます。

  • DAT Collaborative コミュニティーによって使用されている標準のアドレス変換方式のサポート。

  • dat.conf 登録ファイルへの自動登録を使って hermon ホストチャネルアダプタをサポートするための uDAPL サービスプロバイダライブラリ。詳細は、hermon(7D) のマニュアルページを参照してください。

  • SPARC プラットフォームおよび x86 プラットフォームのサポート。