Format のメニューとコマンドの説明
format メニューの内容は次のように表示されます。
FORMAT MENU:
disk – select a disk
type – select (define) a disk type
partition – select (define) a partition table
current – describe the current disk
format – format and analyze the disk
fdisk – run the fdisk program (x86 only)
repair – repair a defective sector
label – write label to the disk
analyze – surface analysis
defect – defect list management
backup – search for backup labels
verify – read and display labels
save – save new disk/partition definitions
inquiry – show vendor, product and revision
volname – set 8−character volume name
!<cmd> – execute <cmd>, then return
quit
format>
次の表に、format ユーティリティーのメインメニューの項目を示します。
表 10-1 format ユーティリティーのメインメニュー項目の説明
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disk
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コマンド
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システムのドライブをすべて表示します。あとの操作で使用するディスクを選択することもできます。このディスクは、「現在のディスク」と呼ばれます。
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type
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コマンド
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現在のディスクの製造元とモデルを表示します。認識されているドライブタイプのリストも表示します。SCSI-2 対応ディスクドライブの場合は必ず Auto configure オプションを選択します。
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partition
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メニュー
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current
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コマンド
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現在のディスクに関する次の情報を表示します。
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デバイス名とデバイスタイプ
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シリンダ数、代替シリンダ数、ヘッド数、セクター数
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物理デバイス名
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format
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コマンド
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次のいずれかの情報源をこの順番に使用して、現在のディスクをフォーマットします。
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format.dat ファイル内の情報
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自動構成プロセスからの情報
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format.dat エントリが存在しない場合に、プロンプトへの応答として入力する情報
このコマンドは、IDE ディスクには適用できません。IDE ディスクは、あらかじめ製造元でフォーマットされます。
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fdisk
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メニュー
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x86 プラットフォームのみ: fdisk プログラムを実行し、Solaris fdisk パーティションを作成します。
fdisk コマンドは、1T バイトを超えるサイズの EFI ラベル付きディスクで使用することはできません。
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repair
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コマンド
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現在のディスク上で特定のブロックを修復します。
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label
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コマンド
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現在のディスクに新しいラベルを書き込みます。
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analyze
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メニュー
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defect
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メニュー
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欠陥リストを検索して表示します。詳細は、 defect メニューを参照してください。この機能は、IDE ディスクには適用できません。IDE ディスクは欠陥の検出を自動的に行います。
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backup
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コマンド
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VTOC – バックアップラベルを検索します。
EFI – サポートされません。
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verify
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コマンド
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現在のディスクに関する次の情報を表示します。
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デバイス名とデバイスタイプ
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シリンダ数、代替シリンダ数、ヘッド数、セクター数
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パーティションテーブル
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save
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コマンド
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VTOC – 新しいディスク情報およびパーティション情報を保存します。
EFI – 適用できません。
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inquiry
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コマンド
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SCSI ディスクのみ – 現在のドライブのベンダー、製品名、リビジョンレベルを表示します。
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volname
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コマンド
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8 文字のボリューム名を新規に指定して、ディスクラベルを作成します。
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quit
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コマンド
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Format メニューを終了します。
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