Oracle Solaris は、大容量ディスク (Advanced Format (AF) ディスクとも呼ばれます) をサポートできます。AF ディスクは、以前のリリースでサポートされていた従来の 512 バイトのブロックサイズを超えるハードディスクドライブです。
AF ディスクは、通常 4 バイトの範囲のブロックサイズを利用しますが、次のように異なるものがあります。
4K バイトネイティブディスク (4kn) は、4K バイトの物理および論理ブロックサイズを利用します
512 バイトエミュレーション (512e) は、4K バイトの物理ブロックサイズを利用しますが、512 バイトの論理ブロックサイズを報告します
Oracle Solaris は、512 バイトのネイティブ (512n) ディスクもサポートされます。これは 512 バイトのブロックサイズの従来のディスクです。
Advanced Format ドライブを購入する前に、512e デバイスにパワーセーフ機能があることをデバイスの製造元に確認してください。この機能は、データ転送中に電源障害があった場合のデータ損失を防止します。
システムのディスクが AFD でサポートされているディスクであるかどうかを判別するには、devprop コマンドを使用します。
# devprop -n device-path
次の例は、異なるディスクタイプでのコマンドの出力を示しています。
4K バイトのネイティブディスクの場合
# devprop -n /dev/rdsk/c0t0d0s0 device-blksize device-pblksize 4096 4096
512n ディスクの場合
# devprop -n /dev/rdsk/c1t0d0s0 device-blksize device-pblksize 512 512
512e ディスクの場合
# devprop -n /dev/rdsk/c2t0d0s0 device-blksize device-pblksize 512 4096