Oracle ACFS ファイルシステムを作成するには、次の手順を使用します。すべての手順は、グローバルクラスタの 1 つのノードから実行します。
始める前に
リソースフレームワークグループが構成されていることを確認します。フレームワークリソースグループを登録し構成する方法を参照してください。
Oracle Solaris Cluster 構成内で Oracle ACFS ファイルシステムを構成するための次のガイドラインおよび制限に従います。
少なくとも Oracle ASM version 11g version 2 がインストールされていることを確認します。
Oracle ACFS ファイルシステムは、グローバルクラスタとゾーンクラスタでサポートされていますが、個々の非大域ゾーンではサポートされていません。
Oracle ACFS ファイルシステムは Oracle Clusterware リソースで管理する必要があります。
『Oracle Automatic Storage Management 管理者ガイド』のOracle ACFS ファイルシステムの作成の手順に従います。
次の注意事項を守ってください。
Oracle ACFS ファイルシステムを汎用のファイルシステムとして使用する場合は、そのマウントポイントを Oracle ACFS レジストリに登録しないでください。データベースシステムとしてファイルシステムを使用する場合にのみ、マウントポイントを Oracle ACFS レジストリに登録します。
Oracle ACFS ファイルシステムを構成するのは、大域ゾーンに限ります。ゾーンクラスタでファイルシステムを使用するには、ファイルシステムをゾーンクラスタに直接マウントします。
Oracle ACFS ボリュームを含む Oracle ASM ディスクグループ用のクラスタ化された Oracle ASM ディスクグループプロキシリソースを構成した同じノード上で Oracle ACFS リソースを構成します。
# mkdir -p /zonepath/root/path-to-filesystem
# clzonecluster status zonecluster
# /Grid_home/bin/srvctl add filesystem -d /dev/asm/volume-dev-path # /Grid_home/bin/srvctl start filesystem -d /dev/asm/volume-dev-path
1 つのノードの大域ゾーンから以下の手順を実行します。
# clzonecluster configure zonecluster clzc:zonecluster> add fs clzc:zonecluster:fs> set dir=mountpoint clzc:zonecluster:fs> set special=/dev/asm/volume-dev-path clzc:zonecluster:fs> set type=acfs clzc:zonecluster:fs> end clzc:zonecluster> exit
# clzonecluster show zonecluster … Resource Name: fs dir: mountpoint special volume raw: type: acfs options: [] cluster-control: true …
次のステップ
Solaris Volume Manager for Sun Cluster を使用する場合は、スケーラブルなデバイスグループリソースグループを登録し構成する方法に進みます。
それ以外の場合は、Oracle ASM リソースグループを登録し構成する方法に進みます。