インストールしたノードがクラスタに参加できなかったり、構成情報を修正する場合、次の手順を実行します。たとえば、トランスポートアダプタやプライベートネットワークアドレスを再構成する場合にすべてのノードで実行してください。
始める前に
scinstall ユーティリティーを使用して、ノードのクラスタ構成を再実行します。ノード上で Oracle Solaris Cluster ソフトウェアの構成を繰り返すことにより、クラスタノードの構成エラーを修正できる場合があります。
単一ノードクラスタを構成解除している場合は、Step 2 に進みます。
phys-schost# /usr/cluster/bin/claccess allow -h nodename
認証リストに追加するノードの名前を指定します。
clsetup ユーティリティーを使用してこのタスクを実行することもできます。手順については、Oracle Solaris Cluster 4.3 システム管理 の 既存のクラスタまたはゾーンクラスタにノードを追加する方法を参照してください。
phys-schost# shutdown -g0 -y -i0
ok boot -x
GRUB ベースのブートの詳細は、Oracle Solaris 11.3 システムのブートとシャットダウン の システムのブートを参照してください。
画面には編集されたコマンドが表示されます。
phys-schost# cd /
phys-schost# /usr/cluster/bin/clnode remove
ノードはクラスタ構成から削除されていますが、Oracle Solaris Cluster ソフトウェアはノードから削除されていません。
詳細は、clnode(1CL) のマニュアルページを参照してください。
phys-schost# /usr/cluster/bin/scinstall -r [-b BE-name]
クラスタノードから、クラスタの構成情報を削除し、Oracle Solaris Cluster のフレームワークおよびデータサービスソフトウェアをアンインストールします。その後、このノードを再インストールしたり、クラスタから削除したりできます。
アンインストール処理の完了後のブート先となる新しいブート環境の名前を指定します。名前の指定はオプションです。ブート環境の名前を指定しなかった場合は、名前が自動的に生成されます。
詳細は、scinstall(1M) のマニュアルページを参照してください。
トラブルシューティング
削除しようとしているクラスタノードで少なくとも部分的にクラスタが構成されている場合、clnode remove コマンドを実行しても、Node is still enabled などのエラーでコマンドが終了してしまう可能性があります。そのようなエラーが発生する場合は、clnode remove コマンドに –F オプションを追加します。
次のステップ
ノード上で Oracle Solaris Cluster ソフトウェアを再インストールまたは再構成する前に、表 3を参照してください。この表には、すべてのインストールタスクとタスクを実行する順序を示しています。
クラスタからノードを物理的に削除する場合は、Oracle Solaris Cluster Hardware Administration Manual の How to Remove an Interconnect Component、および使用中のストレージアレイの Oracle Solaris Cluster マニュアルに記載されている削除手順を参照してください。