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Oracle® ZFS Storage Appliance 配線ガイド

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更新: 2016 年 12 月
 
 

Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS4-4 の概要

Oracle ZFS Storage Appliance ラック搭載システム ZS4-4 は、基本キャビネット内に 2 台のクラスタ化 ZS4-4 コントローラおよび最大 8 台の DE2-24C ディスクシェルフが含まれる事前ラック搭載済みおよび事前配線済みシステムです。最大 10 台の DE2-24C ディスクシェルフのそれぞれに最大 2 台の拡張キャビネットを基本キャビネットに接続でき、合計で 28 台のディスクシェルフになります。

構成は次のように、2 台のディスクシェルフの倍数とハーフラック拡張を使って提供されます。2 ディスクシェルフ (最小)、4、6、8、10、12、13 (ハーフラック)、14、16、18、20、22、23 (ハーフラック)、24、26、および 28 (最大)。各 ZS4-4 コントローラは 2 基、3 基、または 4 基の SAS HBA カードをサポートしています。ただし、拡張キャビネット内のディスクシェルフをサポートするには、4 基の SAS HBA カードを各 ZS4-4 コントローラに取り付ける必要があります。

クラスタ化 ZS4-4 コントローラのそれぞれに 4 基の SAS HBA が含まれている場合、次の要素から成る高可用性構成がサポートされます。

  • ディスクチェーンあたりのディスクシェルフ数 2 台の、基本キャビネット内の 4 つのチェーン (合計 8 台のディスクシェルフ) および

  • 1 つから 2 つの拡張キャビネット。各キャビネットは、ディスクチェーンあたりの最大ディスクシェルフ数 5 台のチェーンを 2 つサポートするため、拡張キャビネットが 1 つの場合は合計 10 台のディスクシェルフ、2 つの場合は 20 台のディスクシェルフになります。

基本キャビネットは、自己完結型であり、必要な配線方法に従って事前配線されています。セクション「配線の表および図」では、事前ラック搭載済みシステムを配線する方法、および将来システムを拡張する方法について説明します。

各キャビネットには 42 台のラックユニット (RU) が含まれ、いちばん下が RU01 です。各 ZS4-4 コントローラは 3 ラックユニットを占め、その場所はいちばん下のラックユニット番号によって参照されます。いちばん上のコントローラはコントローラ 1 と呼ばれ、基本キャビネット内の RU20 にあり、いちばん下のコントローラは RU17 にあるコントローラ 0 です。次の図に、各 HBA カードのスロット番号、および各カードのポート番号を示します。

図 524  ZS4-4 のバックパネルと HBA スロット番号

image:ZS4-4 のバックパネルと HBA スロット番号

各 DE2-24C ディスクシェルフは 4 台のラックユニットを占め、ディスクシェルフは安定性のためにキャビネットの下部からラックに搭載されます。したがって、最初のディスクシェルフは RU01 内に、2 番目は RU05 内に、という具合になります。次の図に示すように、DE2-24C ディスクシェルフには 2 つの I/O モジュール (IOM) があり、それぞれ 3 つのポートがあります。コントローラ 1 はポート 0 を使用し、コントローラ 0 はポート 2 を使用します。どの配線構成でも、ポート 1 は決して使用されません。

図 525  ストレージドライブエンクロージャー DE2-24C のバックパネルと HBA 接続

image:ストレージドライブエンクロージャー DE2-24C のバックパネルと HBA 接続